友人の仕事の手伝いで足を運んだ長野県松本市で、ランチにラーメンと蕎麦を食べました。蕎麦屋に行ったらラーメンと蕎麦という珍しいセットがあったのです。「国界」という蕎麦屋です。
「国界」の外観と店内
けっこう長野には足繁く通ったのですが、定番の郷土料理と言われる蕎麦やおやきなどはほとんど食べていなかったのですね。
かわりといってはなんですが、ランチにラーメンを食べることが多く、どこに行ってもそれぞれの店の特徴があって、ラーメン面白いぞ、と思っていました。
で、松本駅から少し離れたところにクルマを停めてランチを食べられる店を探していたところ「国界」に遭遇。調べてみると、どうも蕎麦屋さんなのにラーメンが美味しいらしい！？
これは食べてみなくてはならぬということで入店。結果として、あまりにも美味しく、日を改めて2回も行ってしまったという話です。
品よくこじんまりとした店内。店主とホールの女性の2人で切り盛りしているようです。
座席数も多くはないですが、蕎麦を茹でるのに時間もかかるそうで、混雑時は余裕を持っていくのが良いでしょう。
「国界」のメニュー
メニューを手にして目を引くのが「蕎麦とラーメンのセット（1,420円）」です。蕎麦屋さんですよね？ ラーメンが売りになっているだけでなく、蕎麦とのセットまであるとは。
蕎麦も信州産石臼挽きの蕎麦粉を、独自の技法を用いて手打ち手切りした細切りの9割蕎麦だそう。これはもう「蕎麦とラーメンのセット」を注文するしかありませんな。
メニューには日本酒もありますから、蕎麦が出てくる前に一杯引っ掛けるというのも乙なものでしょう。
「国界」で食べたラーメンと蕎麦
ほうじ茶とキャベツの浅漬でパリポリしながら待ちます。
しばし待つと、まずは蕎麦から供されます。
え！？
目を疑うほどの蕎麦が細い！？
蕎麦って、こんなに細く切ることができるものなんですねと、思わず感心してしまい細さです。
それだけでなく味も美味しいです。細いのでチュルチュルてのどごしも素晴らしい蕎麦です。ここまで特徴的で美味しそう蕎麦にはなかなかお目にかかったことがありません。
それにしても蕎麦は普通に1人前だったし、ラーメンが少なめなのかなと思いながらラーメンが運ばれるのを待ちます。
ラーメンも普通に1人前でした！ びっくり！
澄んだ醤油ベースのスープに、ネギ、海苔、チャーシュー、ナルト、細いメンバがトッピングされています。
鶏ガラベースのスープは滋味深く優しい味わい。身体に浸透し、クルマの運転の疲れを吹き飛ばしてくれます。
蕎麦に並んでラーメンの麺も細いです。昔ながらのシンプルな醤油ラーメンですが、スープ、麺ともに抜群の味。シンプルなだけに、その旨さが際立ちます。凄い。
量も蕎麦1人前、ラーメン1人前で多いのではないかと思ったけど、気づいたら食べ終えていました。
さて。
後日、改めて松本市に行く機会があったので、やっぱり「国界」に立ち寄ってランチを食べてしまいました。
今度は、気になっていた「しょうがレモンラーメン（900円）」です。
上に生姜がたっぷり、スープの水面にもレモンがたっぷり。
生姜を溶かし入れつつ、レモンを軽く絞ったりしながら食べる、酸味が利いて美味しいのです。かなりさっぱり食べられました。
機会があればあと1回。塩ラーメンを食べたいです。メニューを全制覇したいくらいに、美味しい、気になるラーメンの美味しいお蕎麦屋さんです。
ごちそうさま！！！！！
「国界」の住所と地図
住所：長野県松本市大手4-3-13-2
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