長野県小諸市で仕事があり、朝からクルマでえっちらおっちらと。昼前に到着し、クルマが停められてサクッとランチが食べられるところを‥‥と思いながら小諸駅前を散策したところ、見つけたのが「中華そば やまさだ」です。
古い建物が立ち並ぶ通りに、真っ白な暖簾が目立っていました。幸いなことに近くに駐車場もあり(写真でいうと店の左の方、店頭に案内あり)、美味しい中華そばランチにありつくことができました!
「中華そば やまさだ」の外観と店内
小諸といえば蕎麦!
というイメージが強いですよね。間違いなく立ち食いそば店の「小諸そば」の影響だと思いますが。でも「小諸といえば中華そば」もあると思いましたね!
空腹で周りの景色が見えてなかったのですが、満腹になると、石畳の歩道に、恐らく何かの商店だったところを改築したと思われる白と黒のシンプルな外装の店舗。他にも似たような雰囲気の商店が建ち並んでおり、とても雰囲気のある通りだということに後から気づきました。
店内に入ると、店は奥に長く広く、ソーシャルディスタンスを取りながらもかなりの席数がありました。
自家製麺用の粉も置いてあります。奥には製麺室があります。
トイレに立ったらさらに奥行きもありました。
何なら中庭まであるのですよ。商店と住居を兼ねた、大きな建物だったのでしょうね。
むき出しの梁も太く、歴史ある雰囲気も抜群です。小諸の歴史を感じさせる建物で、中華そばを食べてみようではありませんか!
「中華そば やまさだ」のメニュー
4人がけの席に案内され、着席してまず飛び込んできたのがこのメニューです。特大!?
麺2玉、スープ2倍、焼豚増量の「特大中華麺(1,240円)」がドーン。
麺が2倍というだけでなく、スープまで2倍というのは、なかなかの破壊力です。よくよく考えたら中華そば2杯分やん!
大盛では足りないという人にぴったりですね(シェアは禁止です)。
一般的なメニューだと、大カテゴリーだと「煮干しだし中華そば」と「つけそば」に分かれています。中華そばは並830円、大930円。
ワンタン中華そば、チャーシュー麺、さらにはワンタンとチャーシューの入った「特製中華そば」まで。
「特製中華そば」は並で1,230円なので「特大中華麺」と悩むところではありますね。麺かトッピングか、というところでしょうか。初めてなら「特製中華そば」かな。
いろいろとトッピングがあったり、特製唐揚も美味しいようですが、とりあえず美味しく食べられる量ということで並盛の「チャーシュー麺(1,030円)」をチョイスしました。
おつまみにメンマや炙りチャーシュー、豚バラ軟骨煮なんていうメニューもあるので、夜は一杯なんていう人も少なくないのでしょう。
「中華そば やまさだ」のチャーシュー麺を食べた感想
ラーメン屋で久しぶりにこういうサービスに出会ったなというのが、食べ放題のゆで卵サービス。汗をかいたヤカンも良いです。
まあ、食べ放題ということではなく、節度を持っていくつか食べてもOKくらいの感じだと思うので、ジェントリーに食べましょう。ぼくは一つ食べました。やや小ぶりのゆで卵。塩をパパッとふって懐かしくて良き。
しばらく待ったらラーメンズがやってきました!
まずは同行者が注文した、ワンタンとチャーシューの入った「特製中華そば(1,230円)」です。
これも良さそうと思ったのですが、チャーシュー増量してワンタンまで入っていると仕事前に満腹すぎると考えたんですよね。正解でした。かなりのボリューム。
ぼくが注文した「チャーシュー麺(1,030円)」です。メンマに海苔、ナルト、散らされたネギに増量したチャーシュー。そういう、こういうのでいいんだよという、お手本のような中華そばです!
奥に見える黄色いのは徳島産の「木頭ゆず」です。希望があればラーメンに入れてもらえます。今回は別添にしてもらいました。
スープを飲むと、煮干しの利いた旨味のある美味しいスープです。魚粉がドーンとか、そういう強いクセのあるスープではありません。しかし優しい醤油味は奥深さもあり、何度も口がリピートしたがる良い濃さです。油は少し多めに浮いているでしょうか。ぼくは嫌いじゃないですけど。
水、塩、かん水のみで練り上げ、保存料などは使わないという自家製麺も美味しいです! これも奇をてらうことなく、ベーシックな味、食感のシンプルな麺で美味しい。
箸で持つとホロッと崩れてしまうくらいの柔らかいチャーシューも美味しいです。ほどほどの厚みもあり、これが何枚も入っていると食べごたえも十分です。
途中、木頭ゆずで爽やかに味変してみたり。
七味唐辛子を入れて味変してみたり。
小諸といえば蕎麦だけど、こんなに美味しい中華そばもあったのかと、感動しながら食べました。最近は二郎系や家系など、パワーのあるラーメン屋が多く、シンプルに醤油ラーメンという店になかなか出会えず。
たまに食べるならパンチの利いたラーメンも良いのですが「あ、なんかラーメン食べたいな」というときは、こんな煮干しで醤油味の中華そばはとても美味しいです。身体にしみます。
ぼくの中では「小諸といえば中華そば」になりました。
ごちそうさま!!!!!
「中華そば やまさだ」を再訪
再び小諸に行く機会があったので、今度は「辛味噌中華」を食べてみました!
塩中華と悩んで辛味噌中華にしました。長野県といえば、やはり信州味噌ですし、と。
本当に「中華そば やまさだ」のスープのレベルは高いです。味噌味のピリ辛も美味しいです。
自家製麺も美味しい!
とろとろのチャーシューも美味しい!
自由に食べられるゆで卵を辛味噌スープにドボン。
竹内社長にもご挨拶することができました。ご自身で先頭切ってラーメンをガンガン作られてました。ブログも読んで下っていたそうです。美味しいラーメンをありがとうございました!
実はこの後、もう一度だけ小諸に行く機会があったのですが、残念ながら定休日で塩中華を食べることができませんでした。またチャンスがあれば、今度は塩を食べたいと思います。
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「中華そば やまさだ」住所と地図
住所:長野県小諸市本町2-3-7