友人の仕事の手伝いで足を運んでいる長野県大町市で、素敵なブルワリーに出会いました。あまり下調べをせず、行きあたりばったりの出会いを楽しんでいるので、まさか大町市にブルワリーがあるとは、嬉しい誤算でした。
訪れたのは「北アルプスブルワリー」です。北アルプスの麓である大町市の美味しい水で醸造されたクラフトビールで「氷河ビール」を楽しむことができます。
長野県大町市を初訪問
人生初の長野県大町市への訪問。そびえる立山連峰の向こう側はもう富山、そんな場所に位置しています。黒部ダムへもクルマで1時間くらいの距離で、酒場でも「ダムの仕事で来ているの?」と聞かれました。
そんな大町市には、長野自動車道の安曇野インターチェンジから向かいました。安曇野を離れると夜に差し掛かり、暗くて見えにくかったのですが、畑か田んぼか、見通しの良い広大なエリアが続きます。
このぶんだと、大町市にはコンビニも少なかったりするから、早めに調達すべきものはしておいたほうが良いね、などと話ながらクルマを走らせると、渋滞するほどの対向車が走ってきます。この先の大町市にいったい何がある!?
川沿いと思われる暗い道を10kmほどクルマを走らせると、急に明るい交差点にぶつかります。幅のあるゆったりとした大きな道路です。
すぐにマクドナルドはあるし、すき家はあるし、なんならヤマダデンキにエディオンまであって「コンビニあるかな?」と心配していたのはなんだったのかという気持ちになりました。
後に酒場で話を聞くと、長野県大町市は電機関係の工場が多いのだそう。宿でも「電気関係ですか?」と聞かれました。空気と水がキレイだから精密機器の工場が多いみたいです。
となると、なるほど人口も少なくはなく、暗い道を走ってきた先にファストフードや家電量販店が充実していたのもうなづけます。
かつては黒部ダムの工事関係者でもにぎわっていたでしょうから、街に繰り出すと、こんな長いアーケードに出くわします。駅から続くメインストリートです。
夜は少し寂しい雰囲気はありますが、1km弱くらいの長さがあり端から端まで歩くだけでも大変です。実際、駅前から歩いて歩いて、少し汗ばみながら「北アルプスブルワリー」にたどり着いたのでした。
「北アルプスブルワリー」の外観
何軒かの居酒屋を通り過ぎつつ、とりあえず行けるところまで行ってみようと足を運んだ先に現れたのが「北アルプスブルワリー」です。
山小屋風というか、ロッジ風というか、いきなりモダンな建物が眼の前に現れて驚きました。
なんともオシャレで素敵な建物です。
入口に立って、ここが「北アルプスブルワリー」だということを認識しました。
天井が高く開放感があります。温かい木のぬくもりを感じる店内。スキーで休憩しているような気分になります。
カウンター席とテーブル席があり、店内でビールを呑んだり食事をすることができるようになっています。
カウンターの奥にブルワリーがあります!
ズン!
ズンズン!
タップにワクワク!
「北アルプスブルワリー」のメニュー
この日のビールのラインナップは6種類でした。いずれも「氷河ビール」となります。
1. ラガー
2. ペールエール
3. IPA
4. スタウト
5. アップルエール
6. 売り切れ
7. コーヒーパンチ
価格は700円〜850円。
初訪問には嬉しい「3種飲み比べセット」が1,000円です。頼むのはこれですね!
ランチタイムにはフライドポテト、自家製ピクルス、ドリンクがセットになったハンバーガーもあります。
ディナータイムにはソーセージやステーキの肉類に、ピザやフライなどがあります。
改めてメニューを眺めて気づいたのですが「カラマリ」のフライもあったのですね。実は大好物。再訪する機会があればオーダーしたい!
人数が多めなら「ソーセージ6種盛り合わせ(2,900円)」も良いでしょう。
ボトルビールの販売もしています。お土産にいかがですか?
「北アルプスブルワリー」で食べたり呑んだり
「3種飲み比べセット」として、本能で選んだ3種類は以下の通り。
3. IPA
4. スタウト
7. コーヒーパンチ
濃いめの3種類です。
IPA。
スタウト。
コーヒーパンチ。
あれ? 黒くない?
いずれも呑みやすいクラフトビールです。美味しいんで、もう1回くらい飲み比べしても良いくらいでしたが、後が控えているので断腸の思いで自重しました。
でも腸詰めは食べます。
フードには、信州新町の羊飼い松岡さんがつくる「羊飼いのソーセージ3種(1,300円)」をオーダーしました。
オリジナル、ハーブ、メルゲーズ(スパイス)と、むしろ羊のクセがあるのがたまりません! ビールが進んじゃう!
長野では伊那市のローメンだったり、飯田市のジンギスカンだったり、羊毛文化から羊肉を食べることが多いようで、それもあって県内アチラコチラで羊肉を食べることができ、羊肉好きとしては嬉しい限りです。
ちなみに北海道、岩手県遠野市に続いて、長野県飯田市ではジンギスカンが食べられているほどです。
ソーセージをつまみにサクッと一杯という感じで訪問させて頂いたのですが、本当に「北アルプスブルワリー」は素敵なブルワリーでした。クルマだと呑めませんからねぇ。大町市に1泊するというのも、ありなんじゃないかと思いますよ。
ごちそうさま!!!!!
▼小諸といえば蕎麦!だがしかし食べたのはめちゃんこ美味い中華そば「中華そば やまさだ」
▼とろっとした馬刺しと馬モツを煮込んだ「おたぐり」が絶品!長野県伊那市で馬肉文化に触れる「焼肉のいたや」
▼日本酒場遺産があるならば推薦したい創業70年の大衆酒場「安兵衛」(長野県伊那市)
▼「ローメン うしお」名物に美味いものあり!いつか食べてみたかった伊那の“常食”が美味すぎた(長野県伊那市)
▼人生ベスト3に入る旨さ!信州味噌に石臼挽き粉麺の味噌ラーメン「らぁめん みそ家」(長野県長野市)
▼「カジュアルレストラン しらかば」で伊那名物のソースカツ丼をさっぱりと食す(長野県伊那市)
▼「北アルプスブルワリー」で楽しむクラフトビール“氷河ビール”と“羊飼いのソーセージ”(長野県大町市)
▼ぜひとも再訪してがっつり食べて呑みたい「イタリアン酒場 ウマニシカ」(長野県大町市)
▼北アルプスの麓で食べた大阪出身オーナーの居酒屋の塩たこ焼きが絶品「居酒屋まいど」(長野県大町市)
▼駅で立ち食いそば「榑木川 信濃大町駅店」で朝そばに安曇野産葉わさびそばを食べた(長野県大町市)
▼黒部ダムに近いから食べられる名物“黒部ダムカレー”「豚肉料理専門店 豚のさんぽ」でどうぞ(長野県大町市)
▼日本酒場遺産があるならば推薦したい昭和が香る焼鳥屋「赤のれん」(長野県岡谷市)
▼路地を巡って見つけた居酒屋で地元感を味わう「酒処 笑桜」(長野県岡谷市)
▼「富士アイス 岡谷店」甲信地方のソウルフード“じまんやき”のクリームを食べた(長野県岡谷市)
「北アルプスブルワリー」の住所と地図
>>北アルプス ブルワリー – 信濃大町/ビアバー | 食べログ
住所:長野県大町市大町上仲町4136-6