iPhone「ショートカット」呼び出す方法【ウィジェット・共有シート・ホーム画面】

Iphone shortcut widget title

iPhone裏ワザと称して、iOSの「ショートカット」アプリの解説をいろいろと書いています。ひと口にiPhoneの「ショートカット」といっても、実は呼び出す方法(起動する方法)は複数あります。使い分けると便利なのでそれぞれ解説したいと思います。iOS 17で動作確認しています。

※「ショートカット」は、iPhoneに自動で作業させる機能で、アイコンをタップするなどきっかけを与えて実行します。何かの条件に従って作業を自動で実行する「オートメーション」という機能も利用可能です。

iPhone「ショートカット」の使い方

ショートカットの利用には「ショートカット」アプリが必要です。

iPhone バッテリー残量が80%になったら充電を止める方法 018

↑こういうアイコンのアプリです。Appleのアプリなので、恐らくほとんどの人がインストールされているはずです。

今回はサンプルとして以下の「ショートカット」をインストール(追加)します。

1. ネタフルミニ

リンクをタップすると「RoutineHub」という「ショートカット」の共有サイトが開きます(ウェブブラウザーで)。「Get Shortcut」をタップしてください。

Routine hub get

この「RoutineHub」を経由することで、バージョンアップが管理されます(いつでもここから最新版を入手可能)。

「Get Shortcut」をタップすると「ショートカット」アプリが起動し「ショートカットを追加」する画面が開きますので、そのまま追加してください。

Netafull mini 2x2 01

「ショートカット」アプリが起動したら「すべてのショートカット」の画面に「ネタフルミニ」があればインストール成功です。タップすれば「ネタフルミニ」の「ショートカット」が実行されます。

「ネタフルミニ」の使い方

使い方というほどのものでもないのですが、ショートカット「ネタフルミニ」の使い方を解説しておきます。

Netafull mini 002

「ネタフルミニ」の「ショートカット」を起動すると機能がリスト表示されますので、タップして選択するとそれぞれの機能が実行されます。シンプルなショートカットです。

しかし、この状態だといちいち「ショートカット」アプリを起動してからタップして実行する必要があるので、手間がかかります。

そこで本題に戻るのですが、複数ある呼び出す方法を解説します。

1. ホーム画面にブックマークを置く方法

iPhoneのホーム画面に、ショートカットへのブックマークを置くとワンタップで起動できて便利です。他のアプリと同様の使い方ができます。

「ショートカット」をホーム画面に追加するには、先ほどの「すべてのショートカット」の画面で、個々のショートカットの右上の「…」をタップします。

いきなりソースコードが表示さけて驚くかもしれませんが、気にしないでください。ショートカットは、こうして誰でもソースコードを読めるのが利点です。

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ソースコードの画面の一番下の中央にある「i」をタップし、開いた画面から「ホーム画面に追加」をタップします。

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これでホーム画面に「ショートカット」(ここではネタフルミニ)のアイコンが追加されます。他のアプリと同じように起動や移動ができます。

2. ウィジェットとして起動する方法

iPhoneにはアプリを開かずに、天気やバッテリー残量などの情報を表示することができる「ウィジェット」という機能があります。

ウィジェットは情報を表示するだけでなく、タップして機能を呼び出すことも可能で、ウィジェットとして「ショートカット」を設定して、簡単に呼び出すことができるのです。

基本的には一般的なウィジェットの設定方法と同じです。

ホーム画面

ホーム画面を長押しすると左上からウィジェットとして「ショートカット」を追加することができます。

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基本的には、先述したブックマークとしてホーム画面に置く方法と同じです。ウィジェットとしてサイズは大きいです。

ロック画面

ロック画面に「ショートカット」としてウィジェットを置くことができます。

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「ショートカット」の中から、使いたいショートカットを選択しておくと、ワンタップで起動します。

ぼくはロック画面では「iPhoneで音声入力の文字起こしを素早くメモに記録するショートカット」を設定しています。何か思いついたときにメモを残すのに便利です。

ウィジェット画面

ホーム画面の左側にスワイプすると表示される「ウィジェット画面」にも「ショートカット」をウィジェットとして設置することが可能です。

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ぼくは「ネタフルミニ」のほか、いくつか「ウィジェット」としてショートカットを設置しています。

設置した「ショートカット」を長押しすると「ウィジェットの編集」をすることができ、自分の好みの「ショートカット」を選択することができます。

Iphone shortcut widget 2x2 03

3. 共有シートから起動する方法

この方法はこれまでとは一線を画します。

iPhoneアプリでは何かをシェアする時に「共有シート」というメニューが開くのですが「ショートカット」はそこから開くこともできます。

例として分かりやすいのは、YouTubeで動画を開いているときに、共有シートから「ダウンロードする」というメニューを利用する方法です。アプリから作業を引き継ぐようなイメージです。

iPhoneでYouTubeをダウンロードする方法 001

YouTubeの動画をダウンロードする「ショートカット」をインストールしておくと、ダウンロードしたい動画の「共有ボタン」から選択できます。

iPhoneでYouTubeをダウンロードする方法 002

開いた「共有シート」を右にスクロールし「…」をタップします。

iPhoneでYouTubeをダウンロードする方法 2x2 01

開いた「共有シート」を下にスクロールすると「YT Video Downloader : Upull.me」があるので、タップするとダウンロードが実行されます。ダウンロードが完了すると、通知が表示されます。

これが「共有シート」から実行するショートカットの一例です。

詳しい使い方はiPhoneでYouTubeをダウンロードする方法【ショートカット】という記事をご覧ください。

他にも「共有シート」から利用できる「ショートカット」は、ウェブブラウザーで記事のタイトルとURLを一度にコピーするショートカットなどがあります。

ちなみに「共有シート」に表示するかどうかは、個々のショートカットの設定から変更することができます。

Iphone shortcut share sheet

4. 背面タップから起動する方法

iPhoneらしい使い方として、背面タップ機能にショートカットを登録することもできます。

以下の設定をしてください。

設定アプリ > アクセシビリティ > タッチ > 背面タップ

iPhoneでコピーしたテキストの履歴を管理する方法【ショートカット】 003

iPhoneの背面をトントン、トントントンと指先でタップすると、それぞれの機能が起動します。

ダブルタップで「Clipper」を呼び出し、トリプルタップで「Clipboard Manager」を呼び出す‥‥という設定ですが、呼び出すショートカットは自分で選べます。

iPhoneでコピーしたテキストの履歴を管理するショートカットで詳しい使い方を解説しています。背面タップで○○Payアプリを呼び出すというのも便利でした。

自分なりの「ショートカット」の使い方で

このようにiPhoneの「ショートカット」には、複数の起動方法(呼び出し方)があります。複数あって便利な反面、初心者だとどう使って良いか迷うところでもあると思います。

このあたりは様々な「ショートカット」を使い、慣れていくのが近道だと思いますが、よく使う「ショートカット」をタップしやすい位置に置いておくというのはポイントです。

ぼくもいろいろと「ショートカット」を試す中で、実際に作業効率が上がっていると感じています。ぜひ、この便利さを多くの人に知って欲しいと思っています。

「ショートカットでこんなことができるのか〜」の参考になれば幸いです!

iPhone1台で学ぶプログラミング

実は「ショートカット」の解説本です。今のところ具体的に「ショートカット」を解説している書籍は、これしか見つけられていません。