「サイゼリヤ」硬貨削減のためグランドメニュー改定で端数がない価格設定に(例:399→400円)一部で値下げも(例:169→150円)(7/1〜)という記事を書きました。
小銭を減らして、コインとの接触機会を減らすという目的で導入されたのですが、その後「サイゼリヤ」でも想定していなかったような効果が出ているそうです。
サイゼリヤ、社長も驚く「1円値上げ」の成果という記事になっていました。堀埜一成社長のインタビューです。
最大の意図は、コインの受け渡しを削減することにあった。コロナ禍によって、顧客も従業員もコインのやり取りをなるべく避けたい。すべての商品の価格を50円単位にすることでコインの受け渡しを6~8割減らせると想定し、実際にその通りになった。
このあたりの“科学”しているところが、本当に「サイゼリヤ」の面白いところだと思います。
さらに、こんな効果も出ているのだとか。
・会計にかかる総時間も30%減少
・個別会計は25%減少
・客単価が上がった
ぴったりの金額になるため、釣り銭を渡す時間が削減できたそうです。さらにぴったりの金額のため、テーブルでまとめるのが容易になったため個別会計も減った、と。
さらに面白いのが客単価が上がったということなのですが、これはTwitterでも話題になった「サイゼリヤ」で1,000円ちょうどになる会計を目指す「1000円ガチャ」の影響もあるようで、1,000円ジャストを目指す人が増えたそうです。
端数があると1,000円ジャストは計算しにくいですが、50円単位なら計算もしやすいですもんね。直感的に「いくら使っている」というのが分かっていると「もう少し使おうか」となりやすいのかもしれませんね。
値下げしたことで客単価が下がるかと思いきや、逆に上がったというのは興味深い話です。
興味深いインタビューなので、ぜひサイゼリヤ、社長も驚く「1円値上げ」の成果もご覧ください。
2020年8月から順次導入と言われていたキャッシュレス決済も、そろそろ導入が進行しているところでしょうか? さらに硬貨の利用が減りますね。
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その他の「サイゼリヤ」関連&カスタマイズして作る”裏メニュー”は「サイゼ研」でもまとめています。
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