日産が実施する「はたらくクルマ」というメディア向けのイベントに参加しました。足かけ3年、3回目の実施となります(2020年の記事 → 「プロの要求に応えるのは面白い」はたらくクルマ参加レポート)。
再生バッテリーのゴルフカート
リーフのバッテリーでどうなるのだろう‥‥と思っていたら、再生して三輪スポーツカー「eFalcon」が開発されていたり、このようなゴルフカートに利用されていることを知ることができました。
展示されていたゴルフカートは2台で、左は日本で一般的に使われる前後で乗車できるタイプで、右は海外で主流の二人乗りタイプです。
もともとは鉛のバッテリーがイスの下に設置されていたのですが、それがリーフの再生バッテリーになることで、かなりの省スペースを実現しています。
充電時間も1/2以下だそうですし、寿命も鉛は2〜3年のところリチウムイオンは5年と、そこでもかなりメリットがあるようです。
今風のモデルで、USB充電用のソケットも備えています。
2人乗りタイプは後部にバッテリースペースがあります。業界初のリユースバッテリーだそうです。ゴルフカートとしては1日10km走れば良いので、リユースバッテリーで全く問題ないのだとか。
赤い2人乗りモデルは乗り心地を改良しており、芝生を傷めないようなタイヤも履いているそうです。距離にすれば20〜25kmくらい走れるのだとか。
充電の口は足元にあります。一般的なタイプですね。
興味深いと思ったのは、登録してナンバー取得ができるということ。公道が走れるのですよ!
最高時速は40kmとのことでしたが、設定してコントロールすることも可能だそうなので、高齢者が低速で乗って買い物に行く‥‥という需要に応えられないでしょうか。
セニアカーには抵抗があるという人もいると思うんです。そういう人でも、カートなら乗りやすいような気がします。
観光地、特に離島なんかでは重宝しそうな気もします。ガソリンより充電のほうがしやすいでしょうし。
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