日産が実施する「はたらくクルマ」というメディア向けのイベントに参加しました。足かけ3年、3回目の実施となります(2020年の記事 → 「プロの要求に応えるのは面白い」はたらくクルマ参加レポート)。
ノートの助手席に「助手席回転シート」
日産ノートのディーラーオプションとして設定されている、助手席回転シートを試しました。
その名の通り、助手席を回転させ、乗り降りをしやすくするためのオプションです。
自分が年を取ってくると感じるのですが、車高の低いクルマの乗り降りは意外に身体ヘの負担が小さくないのです。高齢者ならなおさら、身体が不自由な人にもこれが億劫でクルマが好きではないという人がいても不思議ではありません。
助手席回転シートにすることで、サイドの紐を引くだけで、シートが回転して乗り降りがしやすくなります。
これが新車購入時のディーラーオプションとして、電動より安い9万円で設定されているということなので、一考の価値ありです。
もともとは福祉車両でしたが、一般的に着物やタイトスカートといった服装でもクルマの乗り降りがしやすくなります。ある意味ではおもてなし装備とも言えます。
シートはノートのものをそのまま使っており、下に回転機構を入れているだけとなっています(ゼログラビティシートという機能はそのまま備わっている)。
普通のノートとの違いは、少しヒップポイントが上がること、少しスライド量の規制があるということですが、見た目も含めてほぼ同じです。
実際に自分でも試してみましたが、力を入れずにくるりと回転し、非常に乗り降りが楽に感じました。
動画で見ると、そのスムーズさが分かると思います。
新車購入時にディーラーオプションとして装着できるノート用の回転シート(9万円)。スルッと乗り降りできましたよ。着物やタイトスカートでも乗り降りしやすいと#日産あんばさだー #はたらくクルマ pic.twitter.com/Cl1NzQsywr
— コグレペペロ| (@kogure) November 24, 2021
どのくらいの期間を乗るかにもよりますが、新車購入時のオプションなので、将来に備えて導入しておく、ということを検討しても良いオプションだと思いました。
▼【日産のはたらくクルマを学ぶ】リーフの再生バッテリーを使用した三輪スポーツカー「eFalcon」
▼【日産のはたらくクルマを学ぶ】エルグランドに巨大モニターを搭載した「移動会議室」実証実験
▼