随分と時間がかかってしまったのですが、献本で頂いたウジトモコさんの「視覚マーケティングのススメ」を読み終わりました!
ほら、この通り。
一言一句、逃さずじっくり読みました。
デザインの重要性というか、当たり前なんですけど、ちゃんと考えましょうね、本当に大切ですよ、というウジさんのメッセージを受け取りました。
ぼくも常々、思っていたんですけど、ウェブサービスのベータ版をリリースするときでも、きちんとデザインされている/いないで全然、サービスに対する印象も違うと思うんですよね。
そのあたりアメリカのサイトはよくできているなー、といろいろなサービスを試しながら感じています(何度も書いていますが)。
「少ない投資」というのが、果たしてどのくらいを意味しているのか分からないのですが「見た目」というのはどうしても重要なので、プライオリティを高くして考えないといけません。
本書ではデザインの重要性だけでなく「ではどうしたらいいの?」に答えるべく「デザイン・センスを磨く5つのポイント」も用意されています。
文字の話、レイアウトの話、色の話など、基本的なことですけど、きちんとデザインを勉強していない人にはどれも参考になるのではないでしょうか。
なんとなく分かっているつもり‥‥では、デザインを戦略的に活かせないのだと思います。
そして最後にコピーの重要性ですよ。
最後の方に付箋がしてあって「これはなぜだろう?」と思っていたのですが、読み進んでようやく気づきました。
先日、「デザインに凝ったウェブサイトほど成約率が低かった」とあるリゾートホテルの経営者が発言して記事になり、インターネットで話題になりました。
これはあれだ。ネタフルでも取り上げたネタですね。
これについてウジさんは「コピーがダメだとデザインもダメという道連れの法則」という話を書かれています。
確かに「利用者は、『ゆったりリラックス』などの文字情報はあまり見ておらず」と分析されているのですが、改めて考えると「ゆったりリラックス」はスルーしちゃうかもなぁ。
デザインだけの責任ではなく、コピーとは補完関係にあるので、そこについてもきちんと考えましょう、と。
これまでデザインを重要視しているつもりだけどもしかするとそうじゃなかったかな? と振り返る人は読んでみることをお勧めします。特に、お金のことを考える人でしょうか?
全体を通して文章も分かりやすいです。
で、最後に。
本棚に置いてみて気づいたのですが‥‥
右側にホワイトスペース!
これも、書店で並べられた時に目立つための「視覚マーケティング」に違いない!
「引くデザイン」てやつだ、これは。間違いない。
あと、デザインのことで困ったら、とりあえずウジさんに相談すれば安心なんじゃないかと思いました。
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