2014年はSIMフリー元年になると年初に書きましたが、SIMフリー端末や新たなMVNOが次々に登場し、格安SIM旋風が年末にかけて吹き荒れたと思います。5,000円の通信費が半額以下になるわけですから、この流れはもう止められないですよね。2015年は格安SIM普及の年になるのは間違いないと思います。
ネタフルでもSIMフリーiPhone&格安SIM&IIJmioに関して色々な記事を書きましたので、まとめておきたいと思います。格安SIMにMNPを検討している人の参考になれば幸いです。
SIMフリーiPhone
まずはSIMフリーの「iPhone 6 Plus」に関して。当初は積極的にSIMフリーを検討していた訳ではなかったのですが、調べれば調べるほどSIMフリーが面白そうだな、という結論に。通信費もかなり削減できたので、今となってはSIMフリーにして良かったな、と感じる年の瀬です。
▼【iPhone 6】SIMフリー端末用にMNP移転先を検討してみた → IIJmioが良さそうに思えてきた!
▼「iPhone 6 Plus」開封の儀 → 丸みがセクシー、手の平にピッタシー。
▼【iPhone 6】SIMフリー版で「SIMが必要です」「SIMカードが挿入されていません」と表示された時は?
ただし、残念なことに現在はSIMフリー「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」はApple Storeでは購入できなくなっているようですね。非常に選択肢が狭まってしまっているようですが、それでも格安SIMを使いたい場合は、中古で探す、またはAndroidの端末を使う、といった形になるでしょう。
実際に使ってみましたが「ZenFone 5」などは手頃な価格で使いやすくてオススメです。
SIMフリー
イオン、ビックカメラに続いてヨドバシカメラなどの家電量販店が次々と格安SIMに年初から参入しました。BIGLOBEやニフティなど既存のISPが気を吐いたり、楽天やDMM、日本郵便が格安SIMへ参入、またはその発表をしたのも記憶に新しいところです。また「ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン」や「U-mpbile」といった、データ通信量無制限のプランも登場しました。
一方で「手続きに時間がかかる」や「面倒だから」といった理由で格安SIMの使用を躊躇している、といった調査結果の発表もありました。しかしこれらは店舗やサポートの拡充により、2015年には改善される問題では、と思っています。
ぼく自身は、ソフトバンクからのMNP先として「IIJmio」を選択しました。
▼【格安SIM】11月1日にソフトバンクから「IIJmio」ファミリーシェアプランにMNPする予定と準備
高性能で安いSIMフリー端末も増えるでしょうし、さらに格安SIMの選択肢の幅も広がっているので、↓のようなことも、さらに簡単になるでしょう。
▼初期費用15,000円&月額980円の子供用スマートフォンまとめ
IIJmio
ぼくが「IIJmio」を選んだ理由は、実績と技術力です。安かろう悪かろうではまたすぐに移転を余儀なくされる可能性があるので、できるだけ安定しているところ、なおかつ価格のバランスが取れているところとして「IIJmio」を選びました。
また、中身が「IIJmio」でビックカメラで販売されている「BIC SIM」は、店頭で即日MNPできたということも大きかったです。通常、SIMを乗り換えると数日間のスマホが使えない時期が発生するのですが、店頭でMNPできれば問題ありません。
実際にNNPしたレポートです。
▼【格安SIM】SIMフリーiPhoneをソフトバンクから「IIJmio(BIC SIM)」にMNPしたレポート
▼【IIJmio】「BIC SIM」無料で使えるWiFi(Wi2 300)を申し込んだ&使ってみた
「IIJmio」のアプリ「IIJmioクーポンスイッチ」がアップデートし、APN構成プロファイルのインストールが可能になったことで、より乗り換えもしやすくなっています。
11月から「IIJmio」のファミリーシェアプランを息子と使っていますが、データ通信量の繰り越しもあり、今月は約5GBは残りそうです。最初は「IIJmioクーポンスイッチ」を使って通信速度をコントロールしていたのですが、もうそんなこともしなくなりました。
気になるのはダウンロードスピードだと思いますが、何箇所かでテストしています。
▼【IIJmio】数カ所でスピードテストしてみた(クーポンオフ速度200Kbpsで何ができるか?)
▼【IIJmio】福島県いわき市に旅行したので数カ所でスピードテストしてきた
正直なところ、大手キャリアほどのスピードは出ません。利用者で絞って回線を利用するので安いのですから、それが格安SIMだとも言えますが。しかし、普段使いには全く困らないレベルですので(一度も困ったことはない)、余程の高速ダウンロードを必要とする人でない限りは、全く問題ないと思います。
高速通信をオフにした200Kbpsの状態でもTwitterやFacebook、Ingressの利用には問題ありませんので、2GBくらいのプランで契約しても動画を見まくるといったことがなければ問題ないのではないでしょうか。
転送電話も利用できますし、工夫すれば留守番電話も実現できます。
【まとめ】SIMフリーiPhone&格安SIM&IIJmio
今はSIMフリーiPhoneが購入できなくなっていますので、本当に良いタイミングでMNPできたな、と思っています。使い始めると何かしらの苦労があるかと思いきや、そんなことは一切なく快適です。2015年は、きっとこのコストパフォーマンスの素晴らしさを味わう人が増えるのでしょう!
ちなみに、通話関係は「SMARTalk」と「楽天でんわ」を使っています。
「SMARTalk」は050番号が貰える月額無料のIP電話アプリで、けっこう普通に話せます。仕事用に番号が欲しいというの人にもオススメです。iPhoneで電話番号が二つ持てることになりますので。
大手キャリアを離れると家族間通話が無料じゃなくなるから、ということを懸念する人もいるかと思いますが「楽天でんわ」を使えば最初の3分間が無料になりますので、この心配もほぼなくなります。長時間話すときはIP電話アプリを使うと良いでしょう。
▼IP電話アプリ「SMARTalk」がバージョンアップ!SIMフリースマホ+格安SIMカードの人には必須の電話アプリかも!?
▼格安SIMにMNPしたので「楽天でんわ」の”3分以内は通話無料プラン”にiPhoneから申し込みしてみた!
2015年は安くて使い勝手の良いSIMフリー端末が次々に投入されると思いますので、それらの端末を使ってみるのが楽しみです!