日産が実施する「はたらくクルマ」というメディア向けのイベントに参加しました。足かけ3年、3回目の実施となります(2020年の記事 → 「プロの要求に応えるのは面白い」はたらくクルマ参加レポート)。
東京消防庁の広報車として活躍するエクストレイル
東京消防庁の広報車として活躍しているのが、日産エクストレイルです。消防庁の車両らしく、真っ赤な車体が印象的です。
災害やイベントを記録するための移動を支えるクルマで、いち早く現地に到着し、情報を指揮本部に伝送し、今後の施策や作戦、啓発に役立てているそうです。仕事としては情報収集がメインとのことでした。
災害やイベントを記録するクルマとして活動しているので、熱海市や御嶽山の災害などにも出動したそうです。クルマの走破性が高いことで、現場の最前線まで踏み込んで撮影ができるのだとか。
テレビのニュースで「東京消防庁の映像」として流れるのは、この広報車が駆けつけて撮影しているものだそうです。
ドライバー兼ビデオカメラ担当の方と、カメラマンと組んで出動し、イベントで広報活動も行うことがあるそうです。多目的に活用できるエクストレイルならではです。
専用の装備として、無線や拡声器が搭載されているのですが、興味深かったのはタブレットの専用端末で、これには消防水利が表示されます。
消防水利というのは簡単にいえば消火活動する際の取水口で、リアルタイムにどの隊がどの水利を取っているか分かるため、効率的に消化活動ができるのだそうです。
普段は広報活動を行いつつ、非常時には情報収集を担う部隊があるというのは知りませんでした。フットワークの軽さが求められます。消火活動や災害対策を進めるチームの一員として、様々な部隊が存在しているのですね。
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