あおり運転の問題が加速すると、よりドライブレコーダーの重要性が声高に言われるようになった気がします。万が一の事故のときの重要な証拠にもなるドライブレコーダー。
いつかはドラレコ‥‥そう思っていましたが、ついに免許取得して30年、クルマに初めてのドライブレコーダーを設置する時がやってきました!
今回はメーカーから「VIOFO A119 V3」という機種を提供して頂き、愛車のフリードに設置してのレビューとなります。
「VIOFO A119 V3」はどんなドライブレコーダー?
初めてのドライブレコーダーということで、先にお断りしておきますが、他製品との比較はしておりません。メカに弱めのアナログおじさんが使ってみて、どう感じたかをレビューします。
さらに最初に書いておくと、Amazonで13,800円で購入できて、シガーソケットに接続するだけで使用開始できて、高画質に録画できて、本体サイズも小さくて、慣れれば操作もシンプルとなると、まさに初めてのドライブレコーダーとして良いのでは、と思った使用感でした。
とりあえず前方向を録画したいということであれば、設定もほとんどいじることはないでしょうし、140度の広角なので、とりあえずフロントガラスに取り付けておけば前面はほぼキレイに撮れてしまいます。
使用するにあたりレビュー記事やレビュー動画、Amazonカスタマーレビューなどを見たのですが「とにかく画質がキレイ」とか「よくぞこの機種にたどり着きましたね」とかあって、なんだかとってもコスパ良さそうな機種なんだな、と思いました。
問題があるとすればマニュアルが英語オンリーなこと。ドライブレコーダー本体は言語設定で日本語も選べますので、この設定さえクリアしてしまえば問題ないかと思います。
が、よほど英語は読みたくないという人は避けておいた方が無難です。そこに関しては、ある程度、自分でなんとかできる人向けと言えるかもしれません。
本体側面にmicroSDカード(256GB)を挿入するスロットがあります。misroSDカードは付属しませんので、用意しておきましょう。
背面には端子がありますが、これは台座と接続するためのもの。本体に直接USBケーブルを接続することもできます。
本体サイズは約5.5 x 9 x 3.5 cmくらい。とにかくコンパクトで手の平に乗るくらいのサイズです。
カメラはカチカチカチカチと多段階で角度を調節することができます。最大で90度くらい動きますので、フロントガラスに取り付けて丁度よい角度を探すのも難しくないでしょう。
操作系のボタンもシンプルです。一点だけ戸惑ったのは、決定ボタンを押した時にシャッター音が流れるのですね。
一瞬、なぜにここで写真!? と困惑したのですが、どうやら決定したという音のようなのでした。これはもう少し違う音でも良かったんではないかと思います。
付属品にはカーアダプター、4mのカーチャージャーUSBケーブル、マウント類、クリップ類があります。
基本的にはカーアダプター、4mのカーチャージャーUSBケーブルでシガーソケットに接続すれば、運転時に「VIOFO A119 V3」で録画することができます(最も基本的な使い方)。
特徴として挙げられているものは次のようなものがあります。
・Quad HD+解像度(最大2560x1600p フレームレート:30pfs)
・広角140度
・駐車監視機能(オプション)
・GPS搭載
・高温&寒冷対策済み
・緊急ロック
・WDR(ワイドダイナミックレンジ)補正
・コンパクト&薄型デザイン
簡単にまとめると、
・広角でキレイに撮影ができる
・オプションを使うと駐車中にも撮影が可能
といったところが初心者向けのトピックでしょうか。WDRというのはHDRよりも自然で劣化が少ないそうです。
「VIOFO A119 V3」を設置する
普通にサクッとドライブレコーダーとして「VIOFO A119 V3」を設置するならば、フロントガラスに固定して、なるべく見えないようにケーブルを取り回して、シガーソケットにカーアダプター経由で接続すればOKです。数十分でできる作業です(そんなにかからないかな?)。
しかし今回は、どうせならキレイに設置したいと思いました。ただ、どこで取り付けして貰えるか分からなかったので、試しにオートバックスに行ったところ、持ち込み製品の取り付けは受け付けていませんでした。
ディーラーに持ち込んで取り付けて貰えるかもという話もあったのですが、クルマに詳しい友人に相談してみると「そんなに難しくない」ということだったので、一杯おごる約束で取り付けてもらうことになりました。
工具持参にツナギを着て現れた、豚しゃぶや銘柄豚のとんかつが美味しい本気の豚組社長です。普段からマニュアル車で通勤するというクルマ好き。
※取り付けしてもらったのは2019年です。
フリードのヒューズボックスを開けて、ガチャガチャと作業が始まりました。ぼくはアナログ人間ということもあり、クルマのこういう作業はさっぱり分かりません。
そもそもヒューズボックスがなんなのかも分かっていないのですが、どうも電源を取ったりすることができるようですね。
あらかじめ「パーツをひとつ購入していておいて欲しい」と言われていたのですが、それがカーアダプターとヒューズボックスを接続するためのアダプターだったようです。
それらを繋いで、ヒューズボックスからケーブルを内装の内側を通して、フロントガラスへと伝わせていきます。ヘラみたいなのでやると、内装パーツもけっこう簡単に外れることが分かりましたが、自分でやる自信はありません。
ものの30分ほどで作業は終了しました。
ヒューズボックスに接続する際の注意点
ヒューズボックスにはたくさんの接続先があります。最初に接続したのは、常に通電する端子です。「VIOFO A119 V3」が駐車中にも撮影できるタイプだったのでそちらに接続してもらったのですが、後から気づいたのですが、けっこうな頻度で録画が行われていたのです。
というのも、家の入口に面している駐車場なので、新聞配達や宅配など、人の出入りがあると録画されるのです。こんなファイルが1日に何個もできていて、結果的に3〜4日してバッテリー上がりしてしまいました。
ただし、これを回避する方法もあります。Amazonで「VIOFO HK3 ACC降圧ケーブル」を購入すると、バッテリーの電圧によってドラレコの電源を切りバッテリー上がりを防止することができるようです(と、Amazonカスタマーレビューに書いてあった)。
今回はそういうケーブルではないので、単純にヒューズボックスでの接続先を常に通電する端子から、ACC端子という、キーを回した状態で通電する端子に差し替えました。
これにより、クルマのエンジンをかけるとドラレコ「VIOFO A119 V3」の電源がオンして録画、エンジンを切るとオフになるという連動ができるようになりました。一般的な使い方ですね。
ちなみにヒューズボックスは難しいものだと思っていたのですが、調べてみると基本的に抜き差しだけで、しかもネットで端子マップのようなものが出てくるので、どこに挿せば良いかは簡単に分かりました。ちょっと勉強になりました。
「VIOFO A119 V3」の使用感
基本的にはエンジンを掛けていれば録画、エンジンを切っていれば録画停止、となりますので、世話なく利用できています。
画質が気になる人もいるかと思いますが、かなりキレイに録画されています。
速度や位置情報も刻一刻と変化していくのが分かります。隣を追い抜いていくクルマのナンバーも読み取れます。かなり広角なのもお分かり頂けるのではないでしょうか。
ドライブレコーダーを取り付けてから、まだ危険なシーンには遭遇していないので、事故動画をチェックするという使い方はしていませんが、ひとつ運転で変わったことがあります。
監視の目というと大げさですが、いざという時に見返して証拠になることを考えると、より安全運転を心がけている自分がいることに気づきました。
あまり活躍して欲しくない存在だと思っていたドライブレコーダーですが、日常的にはより安全運転に貢献してくれる存在になるのではないかと思います。
ということで、1万円チョイでお手軽に導入できるドライブレコーダー。初めてドライブレコーダーを導入してみようかな、という人に「VIOFO A119 V3」はオススメなのではないかな、と思いました!
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