へー、空気で走るクルマかー、どこかでコンセプトを読んだなー、くらいの気持ちで記事を読んだら、米国版マネーの虎のような番組で獲得した投資6億円で、ハワイに工場を建設する話まで進んでいるのだそうです。超現実的! しかも1万ドルだったら、買えないこともないですよ。これはヤバイ。米国版『マネーの虎』で、圧縮空気を動力とするクルマが約6億円の投資を獲得 – Autoblog 日本版という記事になっていました。
化石燃料を使って大気を汚すクルマを、空気を燃料にした小さなクルマに変えたらどうだろう。そんな発想を持って起業したZero Pollution Motorsが、米ABCのテレビ番組『Shark Tank(シャーク・タンク)』で500万ドル(約6億円)の投資を獲得した。
タイガー(虎)に対してシャーク。ますますマネーの虎のようです。それはさておき。
仕組みとしては「冷却された圧縮空気が入ったタンクが温められると、空気がピストン・エンジンのシリンダーに流入する、という仕組みを利用して走る圧縮空気車」ということで「AIRPod」の仕組みは非常にシンプルです。
一人乗り。動画を見ると、実際に走行している様子も紹介されています。冷却した空気を温めてエンジンに流入して走行するって、言うのは簡単なんですけど、どうやって冷却したり温めたりするのでしょうね。
最高速度は最高速度は50mph(約80km/h)で、航続可能距離は80マイル(約129km)ということなので、近所の買い物、営業活動には十分に使えそうです。
しかも、圧縮空気の充填は5分かからず、費用も2ドル(約240円)ということなので、ランニングコストも悪くないですよね。120円で60km走れるとしたら、ガソリン車より燃費(?)は良さそうです。
獲得した500万ドルは、ハワイに最初の工場を建設するために使われるとのこと。製造を行う小規模な工場を作り、この地で販売も行う計画だという。
空気で走るクルマが増えれば、大気汚染も解消されます。しかも「AIRPod」の販売予定価格は1万ドル(約120万円)です。観光地でまとめて導入しても話題を呼びそうです。
日本だったら普通車の免許が必要でしょうか? やはり特区にしないとナンバーが取れないですかね? いやー、欲しい! 乗ってみたい!