浦和のソウルフードといえば、真っ先に「娘娘(ニャンニャン)」の「スタミナラーメン」を挙げたい世代です。
かつては駅の東西に「娘娘」があったものですが、長いこと浦和駅の徒歩圏内からは姿を消してしまっていました。
それが! 2022年5月25日に「娘娘 浦和仲町店」として戻ってきたのです! 歩いていける「娘娘」は嬉しい!
ということで、オープンしたばかりの「娘娘 浦和仲町店」で、浦和のソウルフード「スタミナラーメン」を食べてきました。
「スタミナラーメン」とは?
そもそもの「スタミナラーメン」ですが、もともとは「矢島商事」という飲食会社が経営していた「娘娘」や「漫々亭」のメニューで、暖簾分けして広まっていったと言います。
醤油味のスープに、ニラ、挽肉、豆板醤、ニンニクなどを入れたピリ辛の餡がかかったラーメン、それが「スタミナラーメン」です。
より詳しく知りたい人はさいたま観光国際協会のスタミナラーメンもご覧ください。暖簾分けの系統図もあります。
ぼくが通っていたのは浦和駅東口にあった「娘娘」で、小学校高学年の頃に小遣いを握って食べていた記憶もありますし(当時は350円くらいだった)、ピリ辛といえどそこまで辛くはありません。
懐かしの味を求めて、たまに近隣に遠征して「スタミナラーメン」を食べていました。
▼「○永娘娘」浦和のソウルフード・スタミナラーメンを食す(浦和・北浦和)
▼「娘々(にゃんにゃん)北浦和店」スタミナラーメンは浦和民のソウルフード
▼「風雅食堂(旧娘娘中浦和店)」スタミナラーメン&スタカレー&餃子のランチセット800円
▼「(仮)麺食堂」浦和のソウルフード娘娘スタミナラーメンリスペクトの浦和スタミナに全トッピングして追い飯まで食べても800円で至福の満腹
改めて読み返してみると、同じ「スタミナラーメン」でもけっこう違っていたことを思い出します。
でも「スタミナラーメン」はわざわざ遠征して食べるものではなく、歩いてふらっと食べられるのが良いと思っていたんですね。だから、今回の浦和駅から徒歩で行ける「娘娘 浦和仲町店」のオープンは本当に嬉しいのです。
ちなみにTwitter公式アカウントによると、こんな感じで味が受け継がれてきたようですよ。
故田中さん⇨女将さん
別所店⇨中浦和店⇨西浦和⇨浦和仲町
受け継がれたお皿を洗って準備してます‼︎
オープンまでもう少しお待ち下さい‼︎
フォロー宜しくお願い致しますm(__)m pic.twitter.com/R3ouMbBokT
— 娘娘 浦和仲町店 (@urawa_nyannyan) May 9, 2022
中浦和店は後に「風雅食堂」となり、その後に「スタミナラーメン」は「娘娘 西浦和店」として移り、その西浦和店も「キッチン 悠々」に店舗名が変わったな、と思ったら「娘娘 浦和仲町店」がオープンした‥‥という流れです。
「スタミナラーメン」を作っている中の人は、中浦和店の頃から変わっていないらしいという話も耳にしたので、詳細が分かったら追記しようと思います。
「娘娘 浦和仲町店」の外観
「娘娘 浦和仲町店」は玉蔵院のすぐ近くです。焼鳥の「田楽」などが入っているマンションの1階です。
もともと飲食店があり、そこを改装しています。かつて「パスタ居酒屋ブラット」があった店舗の隣ですね。
11時オープンで、スープが無くなり次第で終了と書かれています。
「娘娘 浦和仲町店」のメニュー
「娘娘 浦和仲町店」のメニューです。
スタミナラーメン 770円
ジャージャーメン 825円
中華そば 770円
冷やしスタミナ 770円
冷やしジャージャー 770円
ヤキソバ 825円
スタカレー 660円
チャーハン 770円
ライス 220円
半ライス 110円
ギョウザ 418円
ぼくはオープン2日目に行ったのですが、初日はなかったらしいランチメニューがありました。
いずれも餃子3個、半スタカレーまたは半チャーハンとのセットで990円です。
ランチA、B、Cで違いは麺類で、スタミナラーメン、中華そば、冷やしジャージャーまたは冷やしスタミナから選ぶようになっています。
一人で行ったのでカウンター席でした。卓上には醤油、酢、胡椒などが置かれていました。新しい店舗なので、とてもキレイでした。
もともと洋食系の店舗だったと思うので、座席は、4人がけのテーブル席x5、2人がけのテーブル席x1、カウンター席x4という構成です。
「スタミナラーメン」食べた感想
11時15分くらいに到着したのですが、カウンター席は最後の1席でした。テーブル席も半分以上が埋まっており、大繁盛です。着席してすぐに「スタミナラーメン」を注文。
混んでいるのと新店舗でオペレーションもこれからでしょうから、ラーメンが到着するまでは少し待ったかな、という感覚です。
これが久しぶりの「娘娘」の「スタミナラーメン」です!!!
人は「スタミナラーメン」と聞いて、どんなラーメンを思い浮かべるでしょうか? スタミナというだけあって、がっつりこってりをイメージする人のほうが多いかもしれません。
そういうイメージからすると「娘娘」の「スタミナラーメン」はかなりシンプルなラーメンに見えるかもしれません。
醤油味のスープに、ニラ、挽肉、豆板醤、ニンニクなどを入れたピリ辛の餡がたっぷりとかけられています。お懐かしゅうございます。これが昭和の“スタミナ”なのです。
スープも澄んでいます。ごくり。かつおだしの利いた、さっぱりとしたスープです。気兼ねなくごくごくしちゃいます。
ぼくが子供の頃に食べていたのはもっと醤油味が強かった気がするのですが、食べ歩いた「スタミナラーメン」はどれもさっぱりとしていたので、記憶が味濃いめに補正されているのでしょうね。
ピリ辛の餡がからみついて麺も美味しい!
無心になって麺を手繰ってしまうな!
食べ進めながら、スタミナ餡をスープに溶かし込んでいきます。
店舗が変わっても受け継がれてきた丼とレンゲの証である「娘々」の文字も見えてきました。
いやぁ、懐かしくて美味しいです。重ね重ね徒歩圏内に「娘娘」がオープンしたのは嬉しいなぁ。
たまに行くとやっぱり初心に帰るという意味で「スタミナラーメン」ばかりを頼んでいたのですが、隣の人が食べていた「冷やしスタミナ」はスープがないのできっちりと全ての餡も食べきっていたのですね。
ラーメンだとスープを残すとどうしても心残りのひき肉だったりニラだったりニンニクだったりがあったりするじゃないですか。だから「次は冷やしスタミナにしよう」って思いましたよね。やっぱりランチセットが良さそうですよね!
11時45分くらいに店を出たら何人かが並んでいました。
オープン直後で昼時はとても混雑すると思うので、できれば時間をずらして行くのがオススメです。
ごちそうさま!!!!!
「娘娘 浦和仲町店」住所と地図
>>娘娘 浦和仲町店(@urawa_nyannyan)さん / Twitter
住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町2-2-6 104
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