大きな白い文字で「娘々」と書かれた赤い看板が、クルマで前を通り掛かるたびに気になっていました。浦和民のソウルフード「娘々」のスタミナラーメン。15時の閉店間際に立ち寄りました。
「娘々 与野本町店」食べた感想
北浦和で用事があり、少し行くと気になっていた「娘々 与野本町店」があったことを思い出し初訪問です。
店先に原付バイクを駐車し、赤いのれんをくぐります。先客は3人。カウンターには常連と思しき男性。女性2人組がテーブル席に座ります。
カウンターの常連男性はノンアルコールビールを既に3本目で、何か皿に乗ったものをつまみにチビリチビリとやっています。オレがこの店の売上を守る、そんな気概を感じました。
食べるものはスタミナラーメンと決めているのですが、なんとなくメニューも眺めます。ラーメン550円、味噌ラーメン600円、スタミナラーメン600円。遠い昔、子供の頃に食べてたスタミナラーメンは350円くらいだったなぁ、なんてことをふと思い出しつつ。
炒めものやごはん類もあり、その中にはスタカレーも。スタミナラーメンはひき肉、ニラの入ったあんかけラーメンなのですが、それをご飯に添えるとスタカレーとなります。黄色いカレー要素はありません。
小さなビールグラスに入った自家製ぽいラー油も、なんだか懐かしい感じ。近所の人たちの食卓、まさに町中華という感じですよねぇ。
数分待つと「スタミナラーメン」が着丼です。スープは透明。自分の記憶にある「スタミナラーメン」よりも具材が少なめ? でも40年くらい前の記憶ですからね。あてになりません。
スープを一口飲むと、かなり味が薄めです。遠くに鰹のような出汁も感じますが、とてもシンプルです。あんを溶かしていくと、バランスも整っていくように感じます。細い麺を手繰るときも、あんが絡む感じが良いですね。
ずっと子供の頃に食べた「スタミナラーメン」の味を追い求めているのですが、それはすなわち生姜が利いた味ということなのですが「娘々 与野本町店」のスタミナラーメンは他店よりはその点では昔に食べた味に近いように感じました。
あんの中の具が少なめでスープの味も薄めと感じたのですが、過去に書いた記事を紐解いて記憶を呼び覚ますと、けっこうそういう味が脈々と受け継がれている‥‥ようなのですね。
しっかり具材が入っているのは北浦和店でした。
今はスタミナラーメン部門は西浦和店ととして独立したようですが「風雅食堂(旧娘娘中浦和店)」のスタミナラーメンもたっぷりとした感じでした。
今は亡き漫々亭も懐かしいです。
これからも「スタミナラーメン」は食べ続けます。間違いなく。
ごちそうさま!!!
「娘々 与野本町店」住所と地図
住所:埼玉県さいたま市中央区下落合7-7-9