2023年4月25日10時より、松屋のハンバーグが「デミグラスハンバーグ」にリニューアルしました。それに伴い8年間に渡って販売した「ブラウンソースハンバーグ」は終売しました。
松屋のハンバーグは美味しいと評判の逸品。くせのない風味が特徴のオーソドックスなデミグラスソースに、カロリーや脂質をカットした「デミグラスハンバーグ」の味は果たして!? 美味しい? まずい?
松屋「デミグラスハンバーグ」美味しい?まずい?
ということで、発売と同時に松屋に入店し「デミグラスハンバーグ定食」を食べてきました。
「デミグラスハンバーグ定食」は830円です。ごはん、味噌汁、生野菜のセットで定食となります。
「ブラウンソースハンバーグ」とは器が変わりました。鉄製から陶器になり、また付け合せのポテトサラダがなくなっています。
さらに、ハンバーグの中心から特製ソースが染み込んでいくという、ドーナツのような「美味しさ詰め込みポケット」もなくなっていました。
このポケットに関しては好みの分かれるところだと思いますが、少なくともなくなったということは評判がよくなかったとか、コストがかかるとか、何らかの理由があるのでしょう。
「デミグラスハンバーグ」を割ったところ。「ブラウンソースハンバーグ」ほどの肉感が感じられないのと、しっとりしていそうというのが第一印象です。肉汁も溢れ出すという感じはありません。
まずはデミグラスソースから食べてみます。くせのない風味が特徴のオーソドックスな味わいが特徴なのですが、まさにその通りの味です。強い主張はないのですが、普通に美味しいソースです。
続いてハンバーグを食べてみると「ブラウンソースハンバーグ」と比較すると、やはり肉々しさは減っている用に感じます。イメージとしてはつなぎが増えている感じ‥‥でしょうか(実際のところは分かりません)。なめらかな触感です。
“松屋のハンバーグらしさ”が薄まり“汎用性が高まった”と感じるハンバーグになっている‥‥と感じました。あとは器が変わったことで、ソースも少なくなっているように思いました。
松屋「デミグラスハンバーグ」食べた感想
ぶっちゃけてしまうと、現時点では「ブラウンソースハンバーグ」が恋しくなってしまう‥‥という感想です。「デミグラスハンバーグ」も普通に美味しいのですよ。でも、これを松屋で食べなくてもいいかなぁ、と思ってしまうのです。
ただ、日常的に食べるなら、このくらいさっぱりしてるほうがいいのかも、という気もしたりして。良くも悪くも「ブラウンソースハンバーグ」は肉々しく、ソースもマッシュルームが使われていたり、やや尖っているメニューです。
それが「デミグラスハンバーグ」で一気に汎用性が高まったというか、最小公倍数から最大公約数の味に変わったと見ることもできます。
あとは、現行のハンバーグ100gあたりのカロリー16%カット、脂質20%カット、食物繊維2倍ということからも分かるように、健康志向という時代の流れも感じます。
他にも肉の原材料が変わったり、ソースが少なくなったり、ポテトサラダの付け合せがなくなっていたりと、恐らく原材料高への企業努力もあるのではないかとも思うんですよね(定食の価格は同じ)。
パッと食べた感想としては「肉々しい松屋らしいハンバーグではなくなった」と感じるのですが、しかしその裏には企業努力もあるのでは、と思うと、やや複雑な気持ちにもなります。
ただ、松屋はオリジナルカレーからバトンタッチするとして2019年に発売した「創業ビーフカレー」を比較的短期で終売し、2023年1月から「松屋ビーフカレー」を発売したこともあるので「デミグラスハンバーグ」も評判次第では、そう遠くない未来にアップデートがかかる可能性もあるのではないかと思っています。
と、松屋の「デミグラスハンバーグ」に関して、率直な感想を書いておく次第です。
ごちそうさま!!!
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