「樂翠亭美術館」普通の家でゆっくり作品を鑑賞する感覚の美術館

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富山駅のそばには「森記念秋水美術館」や「富山市ガラス美術館」など美術館がいくつかありますが、北口から徒歩10分という恵まれた立地にある「樂翠亭美術館」もその1つです。

四季の移ろう庭園、日本建築の美、その中に溶け合うように展示されている作品を自由に見ることができるのが「楽翠亭美術館(らくすいてい・びじゅつかん)」の魅力です。

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「楽翠亭美術館」は1948〜1957年にかけて建築、増築されました。建物としては昭和初期からあり、もともとは住まいとして建築されたものです。

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しかし庭は900坪もあるなど、維持管理が難しくなりかつての持ち主が手放したものを、魚津のある企業の会社の社長が購入し、2011年に美術館として整備したそうです。

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新幹線の開通とともに駅周辺は再開発の話もありましたが、こうして歴史ある建築が美術館として姿を留めています。

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「楽翠亭美術館」では、年間4回くらいの作品展示が行われています。

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案内してくださった方は「美術館としてだけでなく、ゆっくりしてもらう場所と思っている」とおしゃっていました。

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本当に自然に作品が配置されているのですよね。室内を歩いていると「あ、ここにも作品があった!」と驚くようなくらいに。美術館というよりは、普通の家でゆっくり見る感覚です。

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作品は庭にある蔵でも展示が行われています。

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この「蔵」も作品です。

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照明や外光を調整することができるため、蔵ならでは、独特の展示も行うことができるとのことでした。

なお「樂翠」とは緑を楽しむという意味で、以前、西本願寺の光照門主がここを訪れた際、庭園の東屋を樂翠亭と名付け揮亳されたのを今に受け継いでいるそうです。

33富山旅、美術館巡りでスタンプ

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自由にスタンプの押せるアートブックがありますので、美術館巡りをしている人はぜひこちらも手にとってみてください。

「樂翠亭美術館」の入館料・住所・地図

「樂翠亭美術館」の入館料は一般800円、学生400円、小学生以下は無料です。

>>樂翠亭美術館

住所:富山県富山市奥田新町2-27

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