富山県高岡市の高岡駅から「あいの風とやま鉄道」に乗り4駅。やってきたのは石動駅です。読めますか、石動駅。石動と書いて「イスルギ」と読みます。富山県小矢部市の駅です。
石動駅の次の駅は、もう石川県。そういう意味では、ここは富山県の果てと、言えなくもありません。富山県の果てまで何を食べにきたかといえば、そう、駅そばです(実際には駅うどん)。
石動駅には「麺類食堂」という、とても古い駅そば・うどんの店があるのです。
「あいの風とやま鉄道」で石動駅へ
高岡でカレーうどんとコロッケを食べてから「あいの風とやま鉄道」で、石動駅へと向かいました。
高速道路を使ってブワーッと移動するのも良いですが、たまにはこういう鉄道旅も乙なものです。地元の人たちと同じ電車に乗り、同じものを食べる旅。
「麺類食堂」に入店・メニュー
電車移動は時間にして15分ほど。真新しく建て直された駅舎の2階から北口の外を見ると、ありましたありました、うどんそばと書かれた建物が。駅前のロータリーの一角に建物があるようです。
店の名は「麺類食堂」です。建物は新しいですが、これは駅の建て替えに伴い移転して新築されたもので「麺類食堂」としての歴史は70年を誇ります。元は駅構内の立ち食いそば店だったそうです。
営業時間:
月〜土 6時〜18時
日・祝日 6時〜15時
さ、いよいよ店内へ。
店内は10人くらいが座れば満席になりそうなL字カウンターです。お母さん2人で切り盛りされてました。
お客さんは電車の乗降とは関係なさそうな地元の人たちで、駅前にある飲食店として、地元の人たちから愛されていることがよく分かる光景でした。
きっとふらりと立ち寄って小腹を満たせるお店として、何十年も重宝されてきたのでしょうね!
メニューはうどん330円、そば330円、天ぷら120円、いなり70円、月見50円、ゆで玉子70円など。
大にすると2玉、驚いたのはミックスで、うどんとそばの両方が楽しめるシステム。実はこれ、高岡駅の今庄にもちゃんぽんというメニューがあり、どうやらそれが発祥らしいと聞きました。
いなりって、いなり寿司と麺類のセットかと思いきや、きつねさんのお揚げのことのようですよ。
せっかくなので、豪勢に天ぷらうどんと洒落込みます。お客さんはそばとうどんでいうと、うどんを頼む方が多いということで、うどんにしてみました。
麺を茹でるお母さん、盛り付けるお母さんと、役割分担があるようです。
そして、あっという間にうどんが完成。
「麺類食堂」名物のうどんを食す
おおー。
出汁が澄んでいる!
これは関西風なのかな‥‥と思って調べたところ「東の濃い目の味と西の薄味の分水嶺がここ石動駅の立ち食いそばにある」と言われていて、全国的に注目の駅そばなんだそう!
天ぷらはけっこう大きいサイズのものが乗っています。その上にネギ、そして富山では定番のかまぼこ赤巻。
出汁をすすると、これが優しい味。お母さんの優しさまで溶け込んでいるんじゃないだろうか、最高です。
麺はプワップワの柔らかさ! ほとんどかまずに飲めるんじゃないかってくらいやわやわなんですが、優しい出汁にぴったり。
天ぷらは‥‥小さいな海老‥‥だと思って食べたのですが、食感はイカゲソだったんだよなぁ。食感がクミクミしてて。まあでも海老ですね。
出汁に天ぷらの衣が溶け出して、それをズズズと麺と共にすすりながら食べるの最高でしたね!
駅そばファンなら、間違いなく一度は足を運んでおくべき店でしょうね。
地元の方たちに愛される「麺類食堂」末永く続いて欲しいものです! ごちそうさま!!!!!
「麺類食堂(石動)」の住所・アクセス
>>【閉店】麺類食堂 (めんるいしょくどう) – 石動/立ち食いそば [食べログ]
住所:富山県小矢部市石動町11-10
旅について
「富山デリシャス」の企画として招待して頂き旅しています。