【Ingress】うつ病とイングレス

実際に糖尿病が改善したとか、ダイエットに成功したとか（ぼく自身10kg近く痩せた）、健康方面から「Ingress」に注目が集まっていることは知っています。そして、うつ病にも。「Ingress」と「うつ病」についての記事を、立て続けに目にする機会がありました。

ここ数年、2ちゃんねるまとめブログが流行るようになってから、うつ病に関するまとめ記事などを見かけることが増え（匿名だから2ちゃんねるには書きやすいのでしょうか）、ブログでうつ病の闘病記を書かれる人がいてそれが書籍化されたりとか、自分とは無関係の病気、ではなくなったように思っています。

「Ingress」をプレイしていると歩きたくなって仕方がないというか、外を歩きたい、もっと歩きたいという衝動にかられ、いやいやもう3時間は歩いたからそろそろ帰らないと、という自分を抑えるなんて、人生で初めてのことです。もちろん、プレイに対する熱量は生活ありきなので上下しますけどね。

それでも「Ingress」を始めてから半年以上が経過してますけど、この最終目的地の見えないゲームとの二人三脚の生活は続いています。というか、もし「Ingress」が終わっちゃったら、どんな生活が待っているというのだろう。それを考えるのは怖いですが。

さて「Ingress」と「うつ病」です。うつ病を患うエージェントと、うつ病の治療をするエージェントの記事です。どちらも是非、ご一読ください。

うつ病の犠牲になった一人として、僕は Sojourner の挑戦を受け入れた。なぜならそれは直接、僕のうつ病に挑戦しているからだ。外に出て、一日2回ハックする、理想的なのは朝と夜、それはうつ病持ちにはかなり難しい。Sojourner は真正面から挑戦している。

実は、ぼくでも「Sojourner」メダルは困難だなぁ、と感じています。最終ハックから24時間以内に次のハックをすれば良いのですが、これが簡単なようで難しいです。そして、この「Sojourner」が、うつ病の人に外へ出ることを促しているとは思いませんでした。

しかしうつの回復期に運動を自分の意志で開始するのは、なかなか困難なものなのです。Ingressはそのハードルをかなり低くしてくれると思います。ゲームを愉しみながら、しかも最初は一人で自分のペースで。

「Ingress」をプレイすることで、うつ病の回復期に有効である、という心療内科のブログ記事です。既に「社会復帰のリハビリテーションとしてIngressを用いた治療を行い、社会復帰を実現した例を既に何例か経験」しているそうです。

病気の状態によっては「Ingress」がプレイできるかどうか、という課題もあるのだとは思いますが、もしかすると「Ingress療法」には色々な可能性が秘められているのかもしれません。

ああ、なんだか「Ingress」をプレイしてて良かったなぁ、と自分のことじゃないんですけど、感じてしまいました。立て続けに二つの記事を目にしたのは、きっと偶然ではないのでしょう。

「Ingress」記事のまとめ