「ゟ」なんだこれ。ち? 5?
違います。「より」と読むんだそうです。って、完全に想定外。
国語は学校の授業で10年以上も学びましたが、まだこんなにシンプルだけど知らないことがあったなんて‥‥面白い!
複数の仮名文字を1つの文字で表現する「合略仮名(ごうりゃくがな)」というそうです。
「合略仮名」とは?
こちらのツイートで知った知識です。
さっき見た海外記事の翻訳サイトに「ゟ」って恐ろしげな文字が出てきて、調べたら「より」を変換すると出てくるのでたまげた。複数の仮名文字を1つにまとめた「合略仮名」っていうのがあるのか…はまあわかるとして、フォントにもなっているとは。
— 乙幡 啓子 Keiko Otsuhata (@otsuhata) 2019年5月25日
「ゟ」の読み方は「より」。試しに「より」を変換してみてください。「ゟ」が出てきて驚きます!
これもまた日本語だったとはな〜!
合略仮名 – Wikipediaで調べてみると次のように説明されていました。
江戸時代以前は多く使用されていたが、明治33年に仮名は1音につき1文字とするという明治政府の政令により使用されなくなった。仮名合字やつづきかなとも呼ばれる。
「合略仮名」は、江戸時代以前に使われることが多かったそう。
現在、なぜ変換できるかというと、2000年にJIS X 0213が制定され、そこで「ヿ(コト)」と「ゟ(より)」が定義されたそう。
さらにより – Wikipediaを見ると「近世から近代の日本で使用されており、主に手紙の差出人の末尾に使用される」のだとか。
コグレマサトゟ
って感じですかね?
さらに‥‥
現在では新聞の三行広告(スペースが極端に少ない求人や不動産などの広告)で、「○○駅ゟ(より)△分」の形で見られる場合がある。
ともあるのですが‥‥今でも使われてるの!?
46年の人生で一度も出会うことがなかったので、残りの人生で再び出会うのかどうか分かりませんが、新しい知識を得られるというのは本当に楽しいですね!
®