2017年の初競りで「すしざんまい」を運営する喜代村が、212キロの青森県大間産のクロマグロを7,420万円で落札しました。1キロあたり35万円と破格ですが「すしざんまい」としてはテレビのニュースなどで取り上げられまくるので、広告宣伝費としては高くありません。通常よりも高く落札されたクロマグロですが、釣り上げた漁師にはいくら位が入るものなのでしょうか?
最高値マグロは奇跡の1匹 禁漁90分前に釣れたという記事に、7,420万円がどうやって分配されていくのかの内訳が解説されていました。
全体の5・5%(408万1000円)は漁師からマグロを預かった荷受業者、同4%(296万8000円)は大間漁協、同1・5%(111万3000円)が青森県漁連。
ということで11%が荷受業者、大間漁協、青森県漁連に入り、残りの89%が漁師のもとにいきます。ただし、約4割が大間町の地方所得税となるので、漁師に入るのは3,962万2,800円だそうです。家が建ちますね。
良いマグロが釣れると、釣った漁師だけでなく地元も潤うのですね。約4割の地方所得税は、かなり大きいのではないでしょうか。
2015年に松方弘樹が釣り上げた361キロのマグロは、やはり「すしざんまい」が約184万円で落札しました。1キロあたり6,000円だったということで、正月の縁起物のマグロがいかに高値で取引されているかが分かります。松方弘樹のマグロも、宣伝効果が期待されての価格です。
ちなみに過去最高値で落札されたのは、2013年の1億5,540万円(1キロ70万円)でした。落札したのはやはり「すしざんまい」。今回は史上2番目の高値です。
「すしざんまい」といえばマグロの赤身のレッドカーペットですね!
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