元号を定める「元号法」はわずか2条しかないって本当?

2017 01 30 1542

平成31年から新元号に変わるということで、にわかに「元号」に注目が集まっています。そんな中、日本司法支援センター(法テラス)の公式アカウントが、その元号を定める「元号法はわずか2条しかありません」とツイートしていたんです。

ホンマっすか!? 2条しかないというのは驚きだし、その2条にいったい何が書かれているのか気になり過ぎます。調べてみました!

「元号法」はわずか2条しかない

元の気になったツイートがこちらでした。

ということで、ググると衆議院のページに「法律第四十三号(昭五四・六・一二)」として解説がありました。

法律第四十三号(昭五四・六・一二)

  ◎元号法

1 元号は、政令で定める。

2 元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める。

   附 則

1 この法律は、公布の日から施行する。

2 昭和の元号は、本則第一項の規定に基づき定められたものとする。

(内閣総理大臣署名)

確かに2条です。元号は政令で定める、皇位の継承があつた場合に限り改める、と。

さらに短い法律とは?

「これよりもさらに短い法律があるんです!皆さんもぜひ調べてみてくださいね!」というのも気になったので、これまた調べてみました。

ググってみると、1条の法律として知られているのは「失火ノ責任ニ関スル法律」でした。こちらはわずか1条しかありません。