数年前から「ショートカウンター」という用語をサッカーで聞くようになりました。カウンターサッカーというと守って守って一撃をお見舞いするみたいな、弱者の戦術のようなイメージもありますが、紐解くと「ショートカウンター」をいち早く取り入れたのはレアルマドリードと言われ、強者の戦術のようです。ちなみに、Jリーグで「ショートカウンター」を得意とするのは鹿島アントラーズです。
「ショートカウンター」とはどんな戦術なのか、検索してみました!
「ショートカウンター」とはどんな戦術?
一般的に言われる「カウンター」は「ロングカウンター」で、自陣でボールを奪取、そのまま速攻で相手陣内へと攻め込んでいく戦術です。これが相手陣内の前目のポジションでボールを奪取し攻撃に転じるのが「ショートカウンター」です。
▼最近流行のショートカウンターとは?戦術と意味を考える | スポニューナビ+
ショートカウンターの場合は全く逆で、とにかく前線からプレスをどんどんかけて中盤より前でボールを奪うようにし、奪ったらすぐさま周りが動き出してパスを繋ぎながらゴールを目指す。当然DFのラインは高くなるし、引いて守ることとは全くの別物だ。
同じ「カウンター」でも、自陣で引いて守る「ロングカウンター」と前線からプレスをかけていく「ショートカウンター」は別物です。
▼サッカーにおけるショートカウンターとは、どういった戦術なのでしょうか? – チェンジングモート! | 時事ネタ、サッカーなどを公開!
何より、肉体的にも精神的にも消耗が激しいですし、選手全員に高い戦術理解力と走行距離が求められます。
「ショートカウンター」を戦術として実現するのは簡単なことではない、と。こちらの記事では「バルセロナはショートカウンターのみを仕掛ける頻度を減らす為に、ボールポゼッションを高める」ことをしていた、と分析されています。
ショートパスを繰り返しポゼッションすることで、敵味方の距離が近くなり、走る距離も短くプレスをかけやすくなり、ショートカウンターをしやすくなる、ということです。
次の記事では、具体的な「ショートカウンター」の方法が解説されています。
▼【日本代表】カウンターとショートカウンター。まったく異なるゴールまでのアプローチ|Jリーグ他|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva
たとえば、最初にサイドラインに相手を追い込んでいき、まず縦のパスコースを切ってしまう。すると相手のボールホルダーは中央の味方選手に当てるので、それを狙ってうまくインターセプトができれば相手ゴールに近い中央エリアで攻撃をスタートできるということだ。
この、うまくはめ込み、ボールを奪ったらどう攻めるか、というところの戦術の共通理解が必要になるということです。フォーメーション解説のサイトを見ると、3トップの場合に前線でプレスをかけると「ショートカウンター」が有効と読めました。
ということで「ショートカウンター」は敵陣内で前線から積極的にプレスをかけてボールを奪い、攻撃に転じる戦術です。
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