レモンサワーの「サワー」の由来は「さわやか」だった

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チューハイがある店であればチューハイを頼みますが、もしなければ次にやってくるのはレモンサワーでしょうか、やはり。ここ1年くらいはビールを呑む頻度が減り、ハイボール、チューハイ、そしてレモンサワーを呑む機会が確実に増えていると自分でも思います。

酒呑み的には、できるだけ味のないものが良いんですよね。そういう意味では、チューハイとハイボールはグッドです。レモンサワーもレモンの味付けの仕方によりますかね。ザク切りのレモンを絞ったりするのは良いですが、レモン味の何かで味付けする甘いタイプだとごめんなさい。

ところでレモンサワーの「サワー」の由来・意味ってご存知でしたか?

「サワー」の由来・意味は?

ずっと「酸っぱい」という意味のある「sour(サワー)」だと思っていたんです。でもそれは違いました。なぜ今年「レモンサワー」に脚光? 女性の健康志向やインスタ映え、「LDH」効果指摘の声もという記事で、その由来が語られています。

もともと「レモンサワー」発祥の店として知られるのは、中目黒の「もつ焼き ばん」でして、創業者の方の話として「サワー」の由来が語られています。

「炭酸と焼酎だから、昔は『タンチュウ』『チュウタン』と呼ばれていた。レモンを入れたら爽やかな味だったので『サワー』と名付けたんですよ」

爽やかだから! サワー!!

「レモンサワー」の呼び名が生まれたのは40年以上前ということですが、まさかの「爽やかだからサワー」だったとは。これにはちょっと驚きました。

ちなみに「ハイボール」というのは、アルコールを炭酸で割ったカクテルの総称です。そのため正確に書くなら、

・ウイスキーをソーダで割ったものは「ウイスキーハイボール」
・焼酎をソーダで割ったものは「焼酎ハイボール」

となります。勘の良い方ならお気づきかもしれませんが「チューハイ」というのは「焼酎ハイボール」の略です。「タンチュウ」や「チュウタン」という呼び名は初めて知りました。

「レモンサワー」ブームはなぜ起きた?

雑誌で特集されるなどの昨今の「レモンサワー」のきっかけですが、記事では次のように分析されています。

レモンサワーといえば、有名なのがEXILE、三代目J Soul Brothersらが所属する事務所「LDH」。さまざまなメディアで飲み会の“公式ドリンク”と公言しており、宝酒造の奈良さんも「LDHの方々の影響力は強い」とみている。

EXILE系で「レモンサワー」の名が多く露出しているというのは大きな要因だと思います。なんとなくオジさんぽい飲み物だから敬遠していたけど、EXILEで知って呑んでみたら美味しい、という流れ。

他にもビタミンCがあるから女性向きといった話もありますが、ややこのあたりは後付のような気もします。業界的にウイスキーハイボールの次を求めていた、というのもあるかもしれませんね。

個人的には「レモンサワーブーム」ではなく「チューハイブーム」が巻き起こって欲しいところですが。

それはさておき「クセのない味わいが特徴の甲類がレモンサワーに適していると言われるが、USAによるとLDHでは乙類の麦焼酎を使用するという」というのに、ちょっと驚きました。好みの問題なのですが、乙類焼酎で「レモンサワー」なんですね。何も味がしない単なるアルコールの方が美味しいのでは、と飲ん兵衛は思ってしまいますが。

「レモンサワー」「チューハイ」の店

「もつ焼き ばん」の記事も書いておりますので、興味のある人はぜひこちも。

「もつ焼き ばん 中目黒本店」名物はトンビ!中目黒でリーズナブルに飲める美味いもつ焼きの店

「ばん(祐天寺)」1本100円!おっぱいも!?安くて美味いもつ焼きの店

そして個人的にいま最も美味いと思っている「チューハイ」は、大阪にある「ヨネヤ」の純ハイです。正直、これはヤバいドリンクです。

熱くいつの間にかチューハイがメーカー・居酒屋の主力に成長していたらしいという記事も書いております。