学生時代の後輩に「ボボ」というニックネームの男がいます。さて「ほぼほぼ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。改めて「知っているか?」と問われれば「聞いたことがある」というレベルではありますが、静かに日本語として浸透していそうな「ほぼほぼ」です。でも、子供の頃には聞かなかった気がする‥‥いつから登場したのでしょうか?
「ほぼほぼOK」の「ほぼほぼ」、進捗率は何%? いつから出現? 専門家に聞いてみたによると、ネットで初めて見られたのは「1999年8月10日のネット上のブログ」だそうです。
国語辞典編集者の飯間浩明さんの話です。
初めて耳にした時期は2013年7月ごろで、個人の談話だったと思われます。その時、気になって調べてみると、「最古例」は1999年8月10日のネット上のブログでした。「新しい言い方だ」と思いました。
1999年にはまだ日本では「ブログ」というキーワードはなかったので(ウェブログすらなかったと思う)、恐らくウェブの日記でのことだと思います。そこに「ほぼほぼ」が使われていた、というのが確認されているそうです。
「ほぼ」でいいんじゃないかという気がしますが、使っている人の感覚としては「進捗度でいえば、ほぼは90%で、ほぼほぼは95%かな」ということがあるようです。
「ほぼほぼ」は日本語としてごくごく当たり前の強調表現です。「まあまあ」など、副詞やその他のことばを繰り返すことはめずらしくありません。
なるほど、日本語としては普通である、と。確かに「まあ」も「まあまあ」も使います。会話の中では使っている人も増えているのかもしれませんが、文章中に「ほぼほぼ」が登場すると、違和感を感じるかもしれません。
昨日、吉祥寺のマクドナルドで作業していた時のことなんですけど、隣にお母さんと中学生くらいの息子が座りまして。その息子が「ほぼほぼ」を使っていたんです。なんとなくビジネスマーケティング用語のような感覚でいたので、中学生男子が使っていて驚いたのですが。
加えて「めっちゃ、を使わないようにしている」とも、その中学生男子が言っていたのが気になりました。まあまあ、ほぼほぼ、どうでもいい話ではあるんですけど。
追記:「ほぼほぼ」、ほぼほぼ定着?新表現から見える今とは…:朝日新聞デジタルという記事がありました。
「よく使います。先日も友達に予定を聞かれ、『その日は、ほぼほぼOKだよ』って」。横にいた友人らもうなずいていた。ただ、女性が「上司にも使います」と言うと、友人らは「それはないない」とそろって驚いた。
もう普通なのでしょうか? 「ほぼほぼ」