美味しいですよねぇ、タイ料理の「ガパオ」は‥‥と思っていたら、どうやら「ガパオ」というのは料理名ではなく、葉の名前だったのだそうな。ガパオを炒めたものをライスにのせると「ガパオライス」という料理になるそうで。
「ガパオ」とは葉の名前だって知ってました?
「ガパオ」は葉の名前
ひょんなことから「ガパオ」のことを調べていて知りました。
「ガパオ」は日本名はカミメボウキ(神目箒)英語だとホーリーバジル(holy basil)と呼ばれるそうです。アジア、オーストラリアの熱帯を原産とするシソ科の植物です。
カミメボウキ – Wikipediaによると「豚肉または鶏肉などとタイホーリーバジルをナンプラー、オイスターソースとともに強火で素早く炒めた」ものを「パットガパオ(ガパオ炒め)」と呼ぶそうです。
そして、この「パットガパオ」をライスにのせたものが「ガパオライス」となります。
まあ、日本でもガパオ、ガパオと言えば「ガパオライス」として通じるのでしょうが、豆知識としては葉の名前だと覚えておくと面白いですね。
「ガパオ」は種を買って育てられる!
Amazonで検索したところ、ガパオ(ホーリーバジル)の種が売られていました。
ガパオライスが好きな人は、自分でガパオを育ててみてはいかがでしょうか?
「ガパオライス」のレシピ
本当にガパオを使ったものが「ガパオライス」のレシピとなっているか気になったので、いくつかレシピを調べてみました。
▼鶏肉のガパオライス | お酒にピッタリ!おすすめレシピ | サッポロビール
ガパオは、タイの定番料理。本場ではホーリーバジル(=タイ語でガパオ)というハーブを使いますが、手に入りやすいバジル(スイートバジル)でもOKです。
こちらは「ガパオ」は使用していません。ちなみに調べたところだと目玉焼きはオプションでつけるもののようです。
▼ガパオの本格レシピ!間違いだらけの”本場のガパオ”に終止符を(T ^ T) – きょうのタイ料理
ガパオの葉は柔らかく、細かい毛が付いています。スイートバジルのようにツヤがなく、生では苦味があって美味しくないのですが、火を通すと爽やかさとワイルドさが合わさった深い香りが広がります。
こちらは「ガパオ」を使用したレシピです!
エスニックのたれを加えて炒め、火を止めてバジルを加え、混ぜる。器にご飯を盛り、ガパオをのせる。
このレシピはバジルを使っているので、本来的にはガパオライスではありませんね。
▼ガパオ★鶏挽肉のバジル炒めごはん by satorepi 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが294万品
ひき肉炒めにナンプラーとバジルを追加するだけで本格タイ風味。
そんなに細かいことを言うなよという感じもしますが、日本では本来のガパオの葉が手に入りにくいことから、バジルを代用品として「ガパオライス」を名乗っていることが少なくないようです。
家庭用レシピならそれで良いかもしれませんが、万が一にもタイ料理の店でガパオを使っていないガパオライスが出てくるとガッカリしてしまうかもしれませんね。
「ガパオ」のまとめ
ということで「ガパオ」は植物の名前でした(カミメボウキ/ホーリーバジル)。
豚肉または鶏肉などとタイホーリーバジルをナンプラー、オイスターソースとともに強火で素早く炒めたものを「パットガパオ(ガパオ炒め)」と呼び、それをご飯にのせると「ガパオライス」です。