北陸新幹線で富山へ。ぼくは大宮駅を8時18分に乗車し、新高岡駅に10時33分に到着しました。2時間15分の旅です。新高岡駅は富山駅の次の駅になります。今回のプレスツアーでは、富山県の西部を主に巡ることになっています。
最初の目的地は氷見市です。氷見といえば寒ブリが有名ですが、実はもうひとつ有名なブランド魚がいます。それが氷見イワシです。天然の生簀、富山湾で朝採れのイワシをランチに頂く‥‥なんという贅沢。しかし、ぼくが氷見イワシを知ったのは最近のことでした。
氷見イワシはしゃぶしゃぶで食べると旨いと聞いた
これまた話を聞いたのは「富山のさかな おもてなしフェア」という、富山のイベントを取材した時のことでした。元水産庁職員、魚の伝道師、上田勝彦氏のトークイベントでこんな話を聞きました。
富山湾の栄養たっぷりで育つから脂がのっているのか。肉に旨味がいく。湯シャブにする。たっぷりの大根おろしに酢醤油で食べる。腹いっぱい。胸焼けしない。エサのおかげ。
食べたい! いつか氷見イワシを食べてみたい! と思っていたのですが、まさかこんなにすぐ、その夢が叶うとは思いもしませんでした。なぜ富山湾の魚介類が美味しいのか、その理由も興味深く語られていたので、ぜひ記事をご一読ください。
「割烹 秀月」で氷見イワシづくしのランチを食べる
案内して頂いたのが「割烹 秀月」です。地元の老舗割烹です。
2階の座敷席に案内して頂いてのですが、時節柄、お雛様も飾られていました。きっとここで、地元の人たちの忘年会とか、お祝いごととか、そういう宴席も開かれているのだろうな‥‥と。
頂いたのはイワシづくしのランチです。刺身はもちのんのこと、朴葉味噌焼き、骨まで食べられる煮付け、イワシのぬたなど、イワシをさまざまな味で味わい尽くすことができます。
イワシは昔はたくさんとれた大衆魚と聞きますけど、今は貴重な魚のイメージもあります。それをさておいたとしても、朝採れのイワシをランチに食べるという贅沢。
脂の乗ったイワシの刺身の、優しい甘さと言ったら、もう! 刺身一切れでご飯が一杯食べられそうでした。朴葉味噌焼きや煮付けで、火の通ったイワシも美味しかったです。
一口にイワシといっても、今日は3種類。
小さい魚なので、さばくのも大変なのだそうです。そんなイワシをタップリと、至福の時間です。
「イワシサンド」と「イワシのしゃぶしゃぶ」もゴートゥーヘブンな美味さ
ランチメニューとは別に、サービスということで味見のように出てきたのが「イワシサンド」と「イワシのしゃぶしゃぶ」です。
サバサンドは聞いたことありますが、果たして「イワシサンド」とは!?
これまた朝採れのイワシが贅沢に使われているのですが、これが美味い。トーストしたパンに新鮮なイワシが挟まれ、ワサビも使われた和風のサンドイッチです。
イワシとパンがマリアージュするのかと、にわかに心配なところがあったのですが、きっと前世では親戚でしたね。今は種を超えてますけど。間違いない。絶対にここじゃないと食べられない氷見の味を見つけてしまいました。
そして、最高の氷見の味をもうひとつ。
氷見イワシのしゃぶしゃぶです。刺身でも食べられる、新鮮なイワシを、お湯にさっとくぐらせる、しゃぶしゃぶできる幸せよ。柔らかい。湯にくぐらせても、信じられないくらい柔らかい。身がほどけるようにホロホロになり、そして旨味が増します。
刺身でも食べられる新鮮なイワシをしゃぶしゃぶするというのは、ちょっと申し訳ない気分もあったのですが、絶対に美味い。間違いなく美味い。ここはイワシの天国です!
「イワシサンド」も「イワシのしゃぶしゃぶ」も通常のランチメニューにはないと思いますので、ぜひ事前にご相談を。氷見市に行ったら、間違いなく押さえて欲しい味です。
「氷見食べあるきクーポン」ランチとお土産が2,000円とお得
今回のランチは、氷見市の観光案内所で購入できる「氷見食べあるきクーポン」を使用しました。このクーポンは先に紹介した海鮮ランチと、お土産がセットになって2,000円という超お得なクーポンなのです。
海鮮ランチは紹介した「割烹 秀月」のほか「味処割烹 しげはま」「食彩居酒屋 灘や」で使用できます。お土産は「堀与」「中島屋」「中村海産」のいずれかです。
今回は「堀与」で引き換えてもらいました。記事を書きながら「サクッと旨いこいわし」を食べていますが、ほのかな塩味が美味い! ランチとお土産がセットで2,000円なので、かなりお得だと思いますよー。
「割烹 秀月」氷見の割烹
イワシづくしのランチだけでなく「イワシサンド」や「イワシしゃぶしゃぶ」など、アメージングな食を提供して下さった「割烹 秀月」のご主人に感謝です。ごちそうさまでした!
後から写真をまじまじと見たら、後ろにあるホワイトボードのメニューが気になりすぎる‥‥!!
#富山観光まとめで富山旅行の記事をまとめていますので、ぜひそちらもご覧ください!
「大人の遊び、33の富山旅。」富山プレスツアーについて
富山県とその14市町(富山市、高岡市、魚津市、氷見市、滑川市、黒部市、砺波市、小矢部市、南砺市、射水市、上市町、立山町、入善町、朝日町)が主催する「大人の遊び、33の富山旅。」ハンドブック富山プレスツアーに参加しました。
ハンドブックでは「高低差4000mの世界」「神秘の海 富山湾」「屹立する宗教文化」「魅惑のアーツ&クラフツ」「時代を超える建築」「古今の富山グルメ」と、富山らしい6つのテーマで構成された33の体験型観光プログラムが紹介されています。
今回のツアーでは、2016年3月1日〜5月31日までの春特別プログラムを訪ねました。「大人の遊び、33の富山旅。」ハンドブックは、都営地下鉄線、浅草文化センタなど首都圏をはじめ、関西、東海、北陸で無料配布されています。