豊洲市場の2021年初競りはクロマグロが2,084万円で落札!釣り上げた漁師にはいくら入る?

2021年1月5日、元号が令和となって2度目の初競りが豊洲市場で行われました。すしざんまい社長の高額落札で注目を集めているマグロの初競りですが、今年は仲卸「山幸(やまゆき)」が208.4kgのクロマグロを2,084万円で落札したそうです。

大間のクロマグロが2,084万円で落札

今年は新型コロナウイルスの影響なのでしょうね、派手な落札にはならなかったようです。マグロ初競り208・4キロ2084万円、山幸落札という記事になっていました。

注目されたのは水産卸売場棟の近海で捕獲された生のクロマグロで、青森・大間で釣れた208・4キロの大物が1キロ当たり10万円で入札され、1匹総額で2084万円で取り引きされた。

2020年は276キロのクロマグロが、1キロ当たり70万円で1億9320万円で落札されていました。

ちなみにクロマグロ一体の史上最高額は2019年の3億3,360万円(278キロ、1キロ当たり120万円)なので、過去の落札価格からすると地味な印象を受けますが、すしざんまい社長は「(今年の競りは)自粛しました。まずコロナを封じこめないとね」と話したそうです。

緊急事態宣言が出るというタイミングでは、大きく派手にテレビでも取り上げられることもないでしょうしね。例年通りの広告宣伝費ということにもならないでしょう。

すしざんまいとしては、151キロのマグロをキロ単価2万円(1匹302万円)を筆頭として、10本購入したそうです。

2015年には、松方弘樹が釣り上げたマグロはキロ6,000円で落札!落札したのは「すしざんまい」という記事を書いていました。

この時は釣り上げるのに時間がかかっており、魚の価値はかなり低かったものの、やはり宣伝効果を期待して361キロのマグロが約184万円で落札されていました。

釣り上げた漁師にはいくら入る?

例年だとマグロドリームで、一番値をつけたマグロを釣り上げた漁師は億万長者になるところなのですが、2021年はそれは叶いませんでしたね。

2017年に、すしざんまいが落札した7,420万円のマグロ、釣り上げた漁師にはいくら入る?という記事を書いています。

それによると、11%が荷受業者、大間漁協、青森県漁連に入り、残りの89%が漁師のもとにいく‥‥とされていました。

もしこの割合が変わっていないとすると、89%は約1,900万円となります。ここから約4割が大間町の地方所得税となり、漁師には約1,100万円が入ることになります。

2020年は漁師の取り分は1億円だったんですよね。2022年は景気の良い話を聞けますように。