三省堂の辞書を編む人が選ぶ「今年の新語 2021」大賞は「チルい」

Sanseido shingho 2021

三省堂の辞書を編む人が選ぶ「今年の新語 2021」が発表され、大賞は「チルい」が受賞しています。ちなみに2020年は「ぴえん」でした。

「今年の新語」というのは「今年広まったと感じられる新語」で「今年生まれた言葉」とは限りません。そこが「ユーキャン新語・流行語大賞」との違いです。

「今年の新語 2021」は「チルい」

「今年の新語 2021」のトップ10は次のようになっています。

1位 チルい

2位 ○○ガチャ

3位 マリトッツォ

4位 投げ銭

5位 人流

6位 ウェビナー

7位 ギグワーク

8位 更問い

9位 おうち○○

10位 Z世代

だいたい分かるんですけど「投げ銭」て何で使われましたっけね? あと「更問い」ってなんだ。この2つはピンときませんでしたが。

ちょっと調べてみると「投げ銭」はYouTubeのスーパーチャットなど、ファンが送金するタイプのもののようですね。実態は「投げ銭」ですけど、あまり仕組みとしてそう銘打っているものはないかもしれませんね。

あと「更問い」ですよ。調べたら「さらとい」と読むそうです。

記者会見などの場で、回答が不十分だと感じたときにさらに質問すること」と説明されていますが、調べてみると公務員用語だとか、マスコミ用語だという説明もあって、要は一般的には使われない言葉ということなのでしょうね。

そして1位の「チルい」ですが、もともとは音楽分野の「チルアウト(chill-out)」からきています。

2010年代後半から「最高にチルい時間」「チルい雰囲気」など音楽以外での用法が徐々に広まり「チルってる」とか「チルい」など使われるようになりました。

意味は「リラックスした様子だ」「落ち着いて気分がよい」というものです。

今年、Clubhouseで24時間立ち上げたままの「チルしない?」というルーム、通称「チル部屋」にずっとログインしたままなので、ついに時代が追いついてきたなという気持ちになりますね。チルしっぱなしの1年でした。

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