神戸市で「新型インフルエンザ」の初の国内発生感染が確認されました。大阪でも感染が確認され、国内で「新型インフルエンザ」が拡大中です。
感染が確認されているのは高校生ですが、既に関西から関東、その他の地域にも広がっている、と考えて対応、予防なりをした方が良さそうです。
関連記事をまとめておきます。
水際対策をすり抜けて市中で確認された初の感染例で、国内の感染者は5人目となる。
国内で16日午後11時までに報告された新型インフルエンザ感染者計12人のうち、40代の1人を除き、全員が高校生だ。米国でも同様に10代の患者が多い傾向にある。
厚労省当局者などによると、感染が確認された計8人のうち3人は兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)の3年男子(17)、2年男子(16)、2年女子(16)。残る5人は、スポーツの交流試合をしていた県内の別の高校の生徒。いずれも最近の海外渡航歴はなかった。
神戸市によると、4人は、2~3年生の男女で、うち2人は国内で初めて感染が確認された男子生徒と同じバレーボール部に所属しているという。
同校と併設の中学校では約100人がインフルエンザを理由に欠席したり、体調不良を訴えたりしており、感染がさらに拡大している可能性もある。
厚生労働省は17日、大阪府の同じ高校に通う男女9人について、国立感染症研究所の確定検査で新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。大阪府で初の感染。神戸市でも同日、新たに高校生4人の感染が確認され、国内の感染者は2府県の計21人となった。
同校によると、今月に入り発熱などで欠席した生徒は143人。教職員にも発熱や体調不良を訴えるケースが相次ぎ、18日から23日まで学校閉鎖を決めた。
最初に感染が確認された神戸高校の3年男子はバレーボール部に、同日夜に確認された2年男子はサッカー部に所属。8日に兵庫高校との交流試合に参加していた。交流試合はバレーボール部のほか、野球部などの運動部も参加しており、さらに感染の人数が増える可能性もある。
神戸市や校長らによると、この高校では最近、発熱などで欠席者が相次いでいた。新型感染が確認された3年の男子生徒(17)の母親は、市の聞き取りに対し「息子が所属するバレーボール部でインフルエンザがはやっていた」と証言。1週間ほど前から休んだり、体調不良を訴える部員がいた、としている。
大阪府は17日午前の対策会議で、感染者が住む吹田市、豊中市、茨木市の府立高校20校を23日まで臨時休校することを決定。3つの市や隣接する箕面市もすべての市立学校や保育所を休校にした。
橋下徹知事は冒頭のあいさつで「今後感染の広がりが予想される事態となっている」と危機感を表明。一方で「どこかで通常のインフルエンザ対応にかじをきらないと大阪の機能が止まる」と述べた。
姉が生徒と同じ高校に通う神戸市東灘区の中学2年の女子生徒(13)は「お姉ちゃんは元気だが、心配。家族も心配している様子だった」。同市の繁華街・三宮にバスで来たという兵庫県三木市の主婦岩城安子さん(59)は「感染した人がいても分からないので不安。子どもや孫も心配だ」と話した。