飲食店・ホテルも全面禁煙に…厚労省が通知へという記事より。
受動喫煙による健康被害を防ぐため、厚生労働省は近く、全国の自治体に対し、学校や病院、飲食店、事務所など多数の人が利用する施設を原則として全面禁煙にするよう求める通知を出すことを決めた。
マクドナルド、神奈川の全店が禁煙にというエントリーを書いたばかりですが、厚生労働省が学校や飲食店など、多くの人が利用する施設を全面禁煙とする通知を出すそうです。
喫煙区域を指定する「分煙」は、ドアの開け閉めや人の移動に伴い、禁煙区域にたばこの煙が流れ出ることを防ぎきれず、受動喫煙対策としては不十分と判断した。
なるほど「分煙」では、受動喫煙への対策は不十分である、と。
対象施設は「劇場、百貨店、官公庁、駅、ホテル、娯楽施設、バス、タクシーなど」も含まれるそうです。
2010年4月から全面禁煙するとしていた神奈川県の担当者は「神奈川の取り組みが広がるのを期待していた。国が動いてくれるのはありがたい」とコメントしています。
確かに、受動喫煙による健康被害がありますからね。人が多い場所での禁煙は導入されるべきなのかな、と思います。
例えば飲食店だったら、入店前から喫煙の可不可が分かるのはどうでしょうね。それだと喫煙可の店が増えそうですが、でも禁煙のお店に行きたい人も多い気がします。
それともやっぱりそういう棲み分けではダメ、ということで、今回の全面禁煙なのでしょうか。「たばこをやめたい人を支えるためにも分煙ではダメ」というコメントも紹介されていました。
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外食産業などで作る社団法人日本フードサービス協会の中井尚事務局長(58)は「受動喫煙を防いで健康を守ろうという基本的な社会の流れは尊重するつもりだが、特に居酒屋では夜、お酒を飲みながらたばこを吸いたいというお客様がいるのも事実。通知の内容をよく読み、各自治体の動きを踏まえた上で、対応を考えたい」と話している。