どうして低気圧で“古傷”が痛むのか?

【カラダの不思議】気圧、湿度で影響受ける「古傷」という記事より。

関東はようやく梅雨も明けたがまだまだジメジメ季節は続きそう。こんな季節は、「古傷が痛む」という言葉をよく耳にする。他にも「頭痛がひどくなる」とか「肩こりがひどくなる」「リウマチが悪化する」「うつになる」等々。これって本当なの?

よく「古傷が痛いので雨が降るぞ」なんてことを言う人がいますが、果たして傷と天気の関係というのはどうなのでしょうか。なんとなく経験則では分かっていても、果たしてどんな因果関係があるのでしょうか?

「実際にこの時季には、体のむくみや痛みを訴えて来るお客さんが多いですよ。古傷の痛みは、病院などでは診断されず、あちこちにかかって、結局、整体に来る人が多いんです」

雨が降ってジメジメするこの時期だからこそ、身体のメンテナンスが必要なのかもしれませんね。

さて、どうしてむくんだり痛んだりするのかというと‥‥

・気圧が低くなると身体がむくむ
・気圧が高くなると身体が縮む

ということと関係しているのだそうです。

つまり「低気圧がくると、体が膨張してしまい、高山病や夏バテに近い症状になる」のだそうです。登山をして高い山に登ったような状態になってしまう、ということなのですね。

特に「古傷」が影響を受けやすいそうです。

「古傷は、大きな負荷がかかって、いったん組織が破壊されてしまった場所です。見た目には傷が治ったようであっても、毛細血管の本数は少なくなり、血液が流れにくい場所になっています。そのため、気圧の低い雨の日などには、血液の循環が悪くなり、疼く、痛むなどの症状が起こるんですよ」

なーるほど!!

毛細血管の数が少ない
→血液が流れにくい
→気圧が低いと血液の循環が悪い
→痛む

で、どうしたら良いかというと、

「まずはゆっくりお風呂に入って、体をあたためること。むくみをとるため、下着などで体を締めつけないこと、塩分を控えることなども大切ですね」

ということだそうです。この季節、シャワーだけで済ませてしまうことも多いのですが、身体のケアのためにゆっくりと湯船につかるのも大切そうです。

図解 気象・天気のしくみがわかる事典 (単行本)

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