埼玉県本庄市にある「本庄サーキット」が、近隣の長泉寺との騒音訴訟により、2020年からドリフト走行を禁止とすることを発表していました。
「本庄サーキット」が「重要なお知らせ」としてツイートしていました。
【重要なお知らせです】 pic.twitter.com/v22IeR8L0W
— 本庄サーキット (@honjyocircuit) September 7, 2019
「長泉寺との訴訟について、弊社サーキットは今回の裁判結果を真摯に受け止めております」とし、今後は最大限の努力をするとして「2020年からはドリフト走行を禁止する事となりました」と発表しています。
コース走路の変更、マフラー音量の低減、コースイン台数の減少など、利用者には協力を求めて「音量も地元関係者の方からは以前より静かになった」と言われるようにはなっていたそうです。
ただ、長泉寺の納得は得られなかったということですね。
Googleマップで位置関係を調べると、200〜300m程度しか離れていないことが分かります。
「本庄サーキット」は2005年に、採掘場跡を利用して建設されたそうです。一方の長泉寺は1474年に開基した曹洞宗の寺院です。「最近になってサーキットがやってきた」ということですよね。
長泉寺は樹齢650年の藤棚が見どころだったり、お寺ですから法事などがあれば、週末の騒音には悩まされていたことは想像に難くありません。
クルマ好きにとってはドリフト走行ができるサーキットは貴重ですが、近隣住民にとっては騒音としか感かじられないでしょうから、折り合いをつけるのは難しそうです。
「本庄サーキット」は「今後、更に防音壁を設置し音を防ぐように致します」とし、さらに「グリップ・バイク・ジムカーナ・カート走行等」を行っていくとしています。
まずはドリフト走行が禁止で、もしかすると今後はさらに禁止対象が広がる可能性もなくはないのではないかと推測されます。サーキットとしては、どう折り合いをつけていくか‥‥ところになります。