著者の中島聡氏より献本で頂いた「おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由ー」を読み終わりました。
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手に取ると、肩書きに「Windows, Internet Explorer設計者」と書かれています。
ちなみに「おもてなしの経営学」ついて書かれているのは1章で、2章は月間アスキーに連載されたコラム、3章は対談となっています。
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つまり、中島聡氏が考えていることを、違う角度から眺められる本ということです。
Microsoftにいらっしゃったことは知っていたのですが、本を読むと、深くWindowsやInternet Explorerに関わっていたことがよく分かりました。
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やはりズシリときたのは「experience」を「おもてなし」と表現しているところ。
「ユーザエクスペリエンス」とか、分かりにくいんですよね。
Appleも随分と前から「ユーザエクスペリエンス」と言っていましたが、正直なところ「ユーザ体験てなに?」というところがありました。
それを「おもてなし」とすることで断然、分かりやすくなります。
そこに、おもてなしはあるのかい?
ウェブサービスもそう、アプリケーションもそう、なんでもそう。
そこに、おもてなしはあるのかい?
Microsoftの中にいた人が、中から見たMicrosoft、ビル・ゲイツのことなどについて語っているというのも貴重ではないでしょうか。
これは「中島学校」の教科書なんだと思いました。
▼おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書 55)
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