写真は島寿司! 今回の青ヶ島旅行の宿泊でお世話になったのは、郵便局のそばにある「ビジネス宿 中里」です。長期滞在している工事関係者も宿泊しているから、とにかく料理のボリュームが多いです。青ヶ島の島の雰囲気たっぷりの料理も「ビジネス宿 中里」で食べられますよ!
青ヶ島の民宿「ビジネス宿 中里」
ビジネス宿という名前の通り、工事関係者が多かったのが印象的でした。観光客のような短期の滞在は母屋で、工事関係者のような長期滞在は別棟になっているようです。食事は、みな食堂で食べます。
2軒の居酒屋からも近く、島の夜を堪能するのにも絶好の立地です。ヘリポートからブラブラ歩いていこうと思っていたら、ヘリコプターで到着したら、お母さんがクルマで迎えに来てくれていました。
島には商店が一軒あるのみです。夜には閉まりますので、宿の前に自動販売機があるのはありがたいです。料金は離島だからといって高いこともありません。
部屋は清潔な畳の部屋でした。エアコン、テレビがあります。
トイレ、風呂は共同です。風呂は夜と朝に入れます(朝はシャワーのみ)。トイレはウォシュレット、洗面台もシャワー付きと、いろいろと新しくて便利なのが印象的でした。
食事は決まった時間に食堂で食べます。朝は7時30分から、昼は12時から、夜は18時から、です。
釣り客も少なくないのでしょうね。巨大な魚拓も貼られてました。
食堂のテレビでは、朝食後に港の様子が放送されていました。船は大事なインフラです。しかし、波の影響を受けやすく、欠航する場合もあります。島の人にも、旅人にも重要な情報なのです。
「ビジネス宿 中里」の朝食と夕食
最初に書きましたが「ビジネス宿 中里」の料理のボリュームは多いです。工事関係者が多いのと、周りに店が少ないので、お腹が減るとかわいそうというお母さんの配慮です。それでは、夕食と朝食をご紹介します。
1日目夕食。とんかつに刺身にチャーハン。いきなり盛りだくさんで驚きました。
刺身用にお母さんが出してくれたのが、島だれです。各家庭で作っているものだそうですが、自家製味噌とか唐辛子とか入っていて、島の方は醤油の代わりに使うのだとか。言葉で説明するのが難しいのですが、とにかくクセになる味でした。
ちなみに「中里の島だれ」として、八丈島の空港の土産店でも販売されてましたよ!
2日目朝食。納豆に目玉焼き。魚が美味しかったです。
2日目朝昼食。初日はお弁当だったので、宿で食べてみました。ハムカツ、これまた魚が美味しかったです。朝食のやうに自分でご飯をよそうスタイルかと思いきや、チャーハンが出てきて驚きました。
2日目夕食。島の料理感がグッとアップしました。島寿司、美味しいですねぇ。この日も刺身。マグロとサワラ。もちろん島だれで頂きます。くさやと明日葉の和え物も。
余り物だという魚介類も卵の燻製も出てきました。これが素敵な青酎のアテになりました。卵は自家製。海鮮の燻製、スンバラシイです。
こんなのもあるよ。って、お母さんが出してくれたのがドリンクメニューです。青ヶ島で作られる焼酎、青酎の飲み比べがあるじゃないですか! 早く言ってよね〜。ということで、もちろん注文。
青酎と一口に言っても、作り手によって素材などが違うので、味わいが違うのです。それが青酎の特徴。この中では、マツミさんの青酎が好みでした。サービスで、お母さんがつけているという梅酒も頂きました。これもまろやかな甘さで美味かったですねぇ。
外の居酒屋に行かなくとも「ビジネス宿 中里」でも十分に呑めます。
3日目朝食。やはり魚がいいですねぇ。ずっと食べまくっていたので、ご飯は軽めに。
居酒屋は観光客向けではなく、あくまでも地元の人が行く店なので、例えばぼくが行った「もんじ」は一般的な居酒屋メニューでしたね。だから、島の料理を食べたいならば、宿で食べるのが良いのではないでしょうか。
自家製の塩辛が美味しかったと感動を伝えたからか、帰りにお土産に持たせてくれました。嬉しい!!!
ちなみに、地元の言葉では「しうで」というそうです。正確には塩辛ではないそうですが、伝わりにくいので便宜的に塩辛と呼んでいるのだとか。色々な魚を入れて作るそうです。昔は醤油がないときは、この汁を醤油代わりにもしたのだとか。
今回は1泊3食付きで10,000円が2泊分、20,000円でした。
青ヶ島のお母さんに会いに行ってみてはいかがでしょうか?
次の記事は青ヶ島の居酒屋「もんじ」青ヶ島で作られる島の焼酎・青酎を呑む!そしてチャーハンが美味し!です。
【●】青ヶ島の旅行は【青ヶ島旅行】アクセス(ヘリ)・焼酎(青酎)・民宿・旅費についてという記事でまとめていますのでご覧ください!
「tokyo reporter 島旅&山旅」について
東京都の観光PR事業から招待頂き、東京都青ヶ島の取材をしています。