名前のローマ字表記、2020年1月1日から「姓・名」順に

名前のローマ字表記、2020年1月1日から「姓・名」順に

名前のローマ字表記が、2020年1月1日より「名・姓」から「姓・名」に変更されるそうです。ローマ字、来年から「姓・名」順 文科相表明、民間に周知へという記事になっていました。

萩生田光一文部科学相は25日、閣議後記者会見で、国の公文書にローマ字で日本人の名前を表記する際、来年1月1日からは特別な事情がない限り「姓・名」の順とし、姓を明確にする場合は全て大文字にすると関係する中央省庁で申し合わせたと明らかにした。

「Masato Kogure」だったものが「Kogure Masato」へと変更されるということですね。姓を明確にする場合には「KOGURE Masato」と姓を大文字にします。

「直ちに企業や一般社会に影響を与えようとは考えていない。各業界はそれぞれの判断でやってもらえればよい」ということで、まずは国の公文書でということになります。

日本人のローマ字表記 来年1月から「姓・名」の順によれば、2000年に国語審議会が「言語や文化の多様性を意識し、生かしていくべきだ。ローマ字表記も『姓-名』の順が望ましい」と答申していたのだとか。

なかなか浸透しなかったところ、東京オリンピックを前に「電光掲示板のローマ字表記と報道などでの表記が異なるので、姓-名の順で統一したいという思いがあった」と萩生田光一文部科学相。

なぜ今?影響は?名前のローマ字表記が『名→姓』から『姓→名』に…によると「文科省の英語のホームページでは早速、大臣や副大臣などの名前のローマ字表記が逆に変更された」ということですが「KOGURE, Masato」のように「,」がついた表記になっていますね。

このあたり、統一しないと分かりにくくなってしまうように思いますが「,」が入るのが正しいのでしょうか。

そもそも「名・姓」の順番になったのは「日本は明治時代にヨーロッパに追いつけ追い超せといって欧化政策というのをとります」ということで、この中で欧米式になってきたという歴史があるようです。

日本人同士でも「名・姓」と「姓・名」の表記が混ざると混乱するのでは‥‥という気はしないでもありません。姓は大文字で表記するようにした方が良い気がします。

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地方自治体や民間企業などに向けては「差し支えのない限り姓→名の順を用いるよう、配慮を要請する」とした。