まさか令和の時代に、浦和でラーメン屋台に遭遇するとは思ってもみませんでした。
ビアジオで一杯やった帰り道、23時過ぎ、高架下を浦和駅に向かうと、ラーメンと書かれた提灯が右手に見えるような!?
よく見ると軽トラを改造した“ラーメン屋台”ではありませんか。そうなれば空いた小腹を埋めるべく、オンリーワンメニューの「中華そば」を食べてみることに。
いや〜、浦和でラーメン屋台、懐かしすぎます!!
浦和駅東口のラーメン屋台
もう30年前くらいになると思いますが、浦和駅東口の再開発が行なわれる前のロータリーには、深夜になるとラーメン屋台が出没していたのです。同じような軽トラでした。
飲んで終電で浦和に戻り、屋台でラーメンを食べて帰宅することもしばしば。あの一杯が、酔ってぼんやりした身体に染み渡るんですよねぇ。
ロータリーの再開発と共にラーメン屋台は消えてしまいました。もう浦和でラーメン屋台に遭遇することなんてないと思っていたのですが、まさかの場所で中華そばを食べることになるとは!
浦和駅西口にラーメン屋台
最寄りの改札口なら浦和駅北口です。高架下を歩き、ミスタードーナツ、イトーヨーカドーの交差点を越えたすぐ左に、そのラーメン屋台はありました。
ほぼ「ラーメン王」の正面で、よくぞこんなところに駐車していると思ったその場所は、ビルの非常階段の下のほっそいスペースです。
酔っ払っていたので記憶もおぼろげですが、普段は栃木県で営業しており、友人の紹介で浦和にやってきた‥‥というような話だったと思います。
ラーメンは、800円の「中華そば」のみです。本日限定30食。食べるしかあるまい!
浦和のラーメン屋台で中華そばを食べる
「中華そば」を注文。調理の間に話を聞くと、浦和では週末に営業しているのだそう。営業開始は、確か21時くらいからと言っていたかな‥‥閉店は25時30分だったはず。
いずれにせよ、浦和で飲んだ〆に、新たな選択肢が加わっています。いいんだよ、屋台でサクッと食べるラーメン。
割り箸とともにラーメンの丼ぶりを手渡されます。見るからに中華そばデザインの丼ぶりで、これまた懐かしい気持ちになります。
澄んだ醤油のスープに、太いメンマ、海苔、半分にカットされた煮玉子、チャーシュー、ナルトまで。ザ・こういうのがいいんたよ、な「中華そば」ですよね。
ネギも散らされています。見るからに優しそうなスープを、飲み疲れした身体が欲しがります! まあ待て! 焦るな!
ズビッとスープを飲むと、鶏ガラベースのあっさり優しい醤油味。喜んだ身体が、全吸収します。昼間は暖かいですが、夜はまだ少し冷えます。身体が温まるな〜。
こんなスープには、やはり細麺。ズズズっとすすると至福。これぞスタンディングで食べる、お手本のような屋台の中華そばでした。
いつ現れ、いつまでいるのか分からないのがラーメン屋台です。浦和からなくなるな、屋台のラーメン。見かけたら、ぜひまた食べます。愛して食べたいと思います。
ごちそうさま!!!!!
▼「鶏そば 一瑳」行列のできる人気ラーメン店で“濃厚鶏そば”を食べた(浦和)
▼渋谷で人気のラーメン店がプロデュースした「担々麺とらぁめん うさ担 浦和本店」で「担々麺 白(4辛)」を食べてきた