居酒屋を間借りして営業しているラーメン店が浦和にあるのを知ったのは2018年でした。2019年には角打ちの酒屋に間借り移転し、いよいよ実店舗を構えた2020年。
コロナ禍もあってなかなか行くことができなかったのですが、7月某日にやっと訪問することができました!
以前は「仮麺中」という名前で営業していたのですが、実店舗を構えてからは「(仮)麺食堂」となっています。マエガリメンショクドウと読みます。(株)のマエカブ・アトカブみたいな感覚です。
愛称は以前と同じく「仮麺(カリメン)」で良いそうです。
店舗は住宅街のアパート
「(仮)麺食堂」は住宅街のアパートの一室にあります。
ここにラーメン店があると知らなければ、うっかり通り過ぎてしまいそうなくらい、普通にアパートです。
建物の奥に「営業中」の看板があるので、やっとここに店舗があることが分かります。
入口脇にはレギュラーメニューが掲示されています。事前にここでざっくりとメニューを決めておきたいところですが、中に入ると日替わりのメニューもあるので、着席してからも悩みが深くなります。
ドキドキしながら扉を開けて店内へ。
「仮麺」のメニュー
外観は普通のアパートでしたが、店内はハンドメイド感が溢れる居心地の良い空間に改装されています。カウンター席が4席、テーブル席が2人がけが1つの、4人がけが1と広くはありません。元は1DKくらいの間取りでしょうか。
着席すると外にあったのと同じような内容のメニューをスタッフが広げて見せてくれます。そこで決めるか? しかし頭上には「本日の気まグルメ」もあり、こちらもチェックを怠れません。
浦和セメント、仮麺式浦和スタミナは各800円です。他にも餃子や小鉢、助手グルメには鯖の棒寿司などもあって、ちょっと一杯やりたくなるようなラインナップです。
実際、赤星やオリオンビール、さらには焼酎や日本酒などもあって、近所だったら間違いなくサクッと昼飲みしてから〆にラーメンを食べたくなるやつですね。
今回は平日限定の「仮麺式浦和スタミナ」が週末にも食べられるということなので、こちらにしてみました。平日は700円ですが週末は800円です。無料トッピングの種類と、追い飯の有無が違うようですね。
「仮麺」は普段は週末のみの営業ですが、たまに平日営業していることもあるそうで、情報はTwitterでチェックしてください。
「仮麺式浦和スタミナ」は懐かしく美味しい!
スタミナラーメンというのは、浦和の「娘娘(ニャンニャン)」というラーメン店で食べられるラーメンです。ぼくも子供の頃から食べてますし、浦和民のソウルフードのような存在です。
「仮麺式浦和スタミナ」は、そんなスタミナラーメンをリスペクトした太麺の汁なしラーメンです。
トッピングはどれだけ選んでも無料とのことだったので、全部入りにしてみました。ニラ、刻みニンニク、食べるラー油が入っています。
見るからにもちもちした太麺に、ひき肉の入ったピリ辛のスタミナ餡がたっぷりとかけられています。スタミナラーメンとスタカレー(カレーではなくスタミナ餡とご飯)という2種類があるのですが、そのどちらでもない汁なしラーメン。まずはよくかき混ぜましょう。
ああ、見るからに美味しそう! というか、美味しい!
濃そうに見える味も実にほどよいバランスです。濃すぎない。かといって物足りないこともない。いい塩梅で、どんどん麺をすすってしまいます。
あとで追い飯があることを考えると、スタミナ餡も少し残しておきたいところ。このバランスはちょっと難しいどんどん食べたい。
子供の頃に食べていたスタミナラーメンの味を求めてあちこちでスタミナラーメンを食べているのですが、もしかすると「仮麺」の「仮麺式浦和スタミナ」が最もその味に近いのではないか、という美味さでした。
トッピングの食べるラー油もザクザクしてて食感が良いし、刻みニンニクが良いアクセントにもなっているのですよ! 臭いなんて気にしてられない!
麺を食べきったら追い飯です。スタミナ餡もしっかりと残しておきました。
追い飯をお願いして戻ってきた丼には、麦飯がぽんと入っています。いいなぁ、麦飯いいなぁ。これをスタミナ餡とよく混ぜてしまいます。
この追い飯は「仮麺式浦和スタミナ」のお楽しみですね! 余すことなくスタミナを食べ尽くす!
全て食べ切って大満足です。いやぁ、美味しいです。汁なしスタラーから追い飯してスタカレーへの流れも美しい。800円は超お得です。
もちろん「(仮)麺食堂」は他のラーメンも美味しくて、これは次回は何を食べたら良いのか迷いそうです。困った!
ごちそうさま!!!!!!
「(仮)麺食堂」住所と地図
営業時間にご注意ください。Twitterのチェックが間違いありません。
住所:埼玉県さいたま市浦和区東岸町4-1 プチメゾン102