革命の“革(カク)”はなぜ“革(カワ)”なのか?

2016 04 06 1156

春から小学4年生になる次男は漢字に興味津々です。読めない漢字をいろいろと質問してきます。クルマで移動中に靴屋の看板が目に入り質問され「革(カワ)が化けて靴なんだ」なんていう豆知識を披露していたところ、話は「革命」という漢字のことに。

あれ? 革命のカクとカワって同じだよね。なんでカワが命なんだろう、縁遠そうに思えるけど‥‥と不思議に思い、調べてみたところ納得です。

革命の“革(カク)”と“革(カワ)”について調べてみた

皮・革(かわ) – 語源由来辞典によると「革」は「たるんだものをピンと張って改める」という意味も持っているそうです。「あらた(める)」という読み方もして、そういう意味を含んだ漢字となっています(元は剥いだ獣の皮を意味する象形文字)。

革命 – Wikipediaによると、漢語の「革命」の語源は「天命が改まる」という意味で、王朝交代を指したそうです。英語では「Revolution」ですが、これは元は天文用語で「回転」を意味していたそう。後に政治的な意味合いで使われるようになります。

とうことで「革(カワ・カク)」には「改める」という意味があった、ということでした。

なお、皮と革も違いがあります。動物から剥がした状態が皮、なめし加工を行うと革になります。