定期的に開催されている「3M」のブロガーイベントに参加してきました。今回のネタは「スコッチ・ブライト」です。「3M」というと、一般的なイメージはポストイットでしょうか。しかし「3M」の製品は本当に一言で説明できないというか、とにかく数が多いのですが、一般消費者が手に取る機会が多い「スコッチ・ブライト」がテーマで、より身近に感じることのできるイベント内容でした。
ちなみに「スコッチ・ブライト」は家のトータルクリーニングソリューションを提供するブランドになっていて、その数は70種類以上にもなるそうです。マスコットキャラクターの名前はスミちゃん。説明をされた「3M」の方もスミちゃんコスプレで登場、気合の入った回になりました。
この日は入社以来開発畑、スポンジ博士のハライさんもいらしてました。
なぜ「3M」に様々な分野の多種多様の製品があるかというと、この46のテクノロジープラットフォームが基礎となっています。この基本技術を組み合わせることで、みんなが「あっ」というような製品に仕上がっていきます。
今回の「スコッチ・ブライト」のキーとなっているのは「不織布(Nw)」です。
「不織布」と聞いて、それがどんな布なのか分かる人は多くないような気がします。ぼくもなんとなく聞いたことがある‥‥というレベルです。どういう布かというと「編んだり織ったりしないで作られた布」です。
不織布は研磨剤やクルマの吸音材になったり、油を吸収したり、マスクのフィルターにもなったりします。一口に不織布といっても、様々な用途があるようです。
そして、これです。
台所でお馴染みのスポンジです。研磨粒子つき不織布を貼り合わせた、抗菌ウレタンスポンジです。
言葉だけではイメージしにくいので、拡大して見てみましょう。ということで、見てみました。
こうでした。これは確かに織ったり編んだりしていませんね。
図にするとこうです。接着剤で繊維に固められた白いツブツブ、砥粒が汚れを落とすのだそうです。繊維が汚れを落としているわけじゃなかったんですね!
ここでサンドペーパーと「スコッチ・ブライト」で、10円玉を磨く実験をしました。結論から言うとこうです。
サンドペーパーは10円そのものを削りとってしまいます。一方、不織布だとこうなります。
不織布のスプリング効果(ばねの伸び縮みの効果)で繊維が溝に入っていきます。
金属を削らずに10円玉がピカピカになりました!
食器類がキレイになるのも、このスプリング効果を使っているそうです。
基本を理解したところで「スコッチ・ブライト ハイブリッド」です。
大きい粒子と小さい粒子のハイブリッド構造になっており、こびりついた汚れから油汚れまで対応します。
大きな粒子がこげを落とし小さい粒子がくすみを落とす‥‥というと簡単に聞こえますが、本当によくできた仕組みです。
優しく洗うのは「スコッチ・ブライト 泡立ちゆたかスポンジ」です。泡でやさしく洗いたい人向けの製品で、汚れにしっかり密着し落とします。
柔らかい不織布が、油汚れをしっかりとキャッチしてきれいにしてくれます。
と、ここで衝撃の事実を知りました。
「スポンジはどのくらいで変える?」という質問があり、その回答が「3週間〜1ヶ月で変えるのがベスト」というものだったのです。
3週間!?
数ヶ月単位で使えるものと思っていたのですが、やはり毎日使うものは、それだけ消耗も早いということなのでしょうね。食洗機と組み合わせている場合はもう少し長く使えるのでしょうが、そろそろヘタってきたな、と思ったら、サクッと交換するのが良いのかもしれません。
と、ここで、実際に「スコッチ・ブライト」を使ってマグカップをキレイにしてみましょうの体験コーナーになりました。そうです、汚れたマグカップを持参していたのです。
会場の後ろにこんな設備が用意されてまして。
汚れたマグカップを用意しまして。
もみもみ。あわあわ。
こんな鍋も洗ってみたりします。
ちゃんと汚れが落ちてる(この日のためにわざと焦げ付きの鍋を作ったそうです)。
我が家の棚の奥の方にあったマグカップ。これだけ汚れていたんです。
少し洗っただけで‥‥
うわあ!
キレイになった!
これには自分も驚いたのですが、3Mの方も「これはダメなんじゃないかと思っていた」そうで、みんなが一様に驚いた瞬間でした。
そして「スコッチ・ブライト」のさらなる製品紹介は続きます。
「スコッチ・ブライト ガスコンロ・IH用クリーナー」はちぎって使える優れもの。水だけでコンロ周りの汚れを落とすことが出来ます。
これには活性炭が使われており、ガラスを傷つけない硬さであり、なおかつ油を吸着してくれるのだそうです。まさに、コンロ周りにぴったり。
活性炭はこげ・油汚れより固く、ガラストップよりも柔らかいって、絶妙なバランスなんですね。グリルのガラス窓にも使えるそうです。
ちぎれる「スコッチ・ブライト ガスコンロ・IH用クリーナー」。
ガラスで試したところ、確かに水だけで汚れが落ちた!
キッチンを離れて、バススポンジの紹介もありました。「バスシャイン」です。
研磨粒子があるものはカクカクした印象にしたいと角ばったデザインにし、研磨粒子がないものは丸みのデザインになっているそうです。がんこな湯垢、傷つけずに掃除、なるほどなぁ。
とがっていたりする部分にも、ちゃんと意味があって、さらになるほどなぁ、です。
改めてイベントを振り返ると「不織布は凄い」という話に始まり、一口にスポンジといっても数多くの種類があり、まさに適材適所で使う必要があるのだということがよく分かりました。これ一つでどこでも、という訳にはいかないのです。汚れには種類がありますので。
しかし、どんな汚れを落としたいかがはっきりしていれば、それに合わせた製品をチョイスできる商品幅の広さが「3M」の「スコッチ・ブライト」にはあります。そして、その汚れ落とし力。するするする〜と汚れを落とすのを体験すると「もう汚れ物はないのか!?」という気分になることうけあいです。
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