アウトドア関連のグッズを次々に揃えてはいるけれど、そういえば肝心のキャンプにさっぱり行ってないことに気づき、Googleマップで検索したらクルマで30分くらいのところにキャンプ場がオープンしていることに気づいてしまった、それが「さいたま桃月園キャンプ場」なんです。
さいたま市は広いと思ってはいたけれど、まさか市内にキャンプ場が爆誕していたとは。場所は西区の荒川沿い。土地勘のある人なら、埼玉栄高校のグラウンドや、西遊馬公園のあたりといえば分かるでしょうか。徒歩17分とやや遠目ではあるけれど、指扇駅から歩けないこともないのです。
都心から近く、駅からも歩け利便性は良いけれど、市街地からそこそこ離れたところにあり、林などの自然も多い便利なキャンプ場。そんな「さいたま桃月園キャンプ場」の宿泊レポートです!
「桃月園キャンプ場」はどこにある?
それにしても、びっくりしましたよね。まさか市内にキャンプ場って。
子供のサッカーの試合で何度となく西遊馬グラウンドには通っていたので、なんとなくの場所は分かっていたのですが、ちゃんと行こうとしたら少し迷ったので、行き方を書いておきます。
Googleマップで見ると、こんな感じの場所になります。
埼玉栄高校の野球グラウンドが最寄りの目印です。その野球グラウンドと大宮武蔵野高校の間の土手を突っ切る道から入ってくるのが分かりやすいです。
土手(荒川サイクリングロード)の上からキャンプ場を見て撮影した写真がこちらになります。
目印となる場所との位置関係など、行くときの参考になれば幸いです。
ちなみに最寄りのコンビニはセブンイレブンです。Googleマップでセブンイレブンを検索してみてください。クルマだと5分かからない距離です。
「桃月園キャンプ場」の施設
「桃月園キャンプ場」はオープンしたばかりのキャンプ場で、現在進行系で整備が進められています。
前回とはここが違うよね、みたいな感じで進化しているようなので、将来性に期待が持てるキャンプ場だと思います。
絶景や広大な土地はないけれど必要十分。雰囲気的には、ひろーい田舎の実家の庭でキャンプしているような感覚かもしれません。
熱い若者たちが「小っちゃいけど、まあ十分だよね!そんなキャンプ場」を目指して開発を続けているそうなので、応援したくもなりますね!
それでは「桃月園キャンプ場」の施設を紹介します。
キャンプ場の入口。この手前の左側に駐車場があります。6台くらい停められたと思います。
奥に進んでいくと「桃月園キャンプ場」です。
入口を入った中央には、はキャンプ場のシンボルとも言える「PEACH MOON」と描かれたゲートが現れます。オシャレな雰囲気におじさんもテンションがアップです。
公式サイトの施設案内です。今はトイレの位置が変わっていましたが、それ以外は同じです。
ゲートからは右手に管理棟があり、左手にキャンプサイトが広がります。
仕切りのないAサイト(1〜5)、Bサイト(8・9)、Cサイト(6・7)。
仕切りのあるDサイト(10〜13)。
今回はDサイトの11が割り当てられました。キャンプ慣れしていない人は、仕切りがある方が安心感があるかもしれませんね。
料金は以下のようになります。
・区画サイトA 35平米 大人1~2人まで 3,000円
・区画サイトB 36平米 大人1~2人まで 3,000円
・区画サイトC 60平米 大人1~4人まで 4,000円
・区画サイトD 42平米 大人1〜4人まで 4,000円
子供は定員に含みません。人数オーバーの場合は複数サイトお取りくださいということですので、2家族で行くなんていうことは可能ですね(大人数で大騒ぎするのは不可)。
敷地内にはカフェもあり、休日はそちらで食事することも可能のようです。
もともと荒川にはサイクリングロードがあり、自転車乗りの人たちがカフェ利用で立ち寄るようです。
古民家再生のカフェ。奥にはさらに大きい古民家がありますが、地主さんの建物のようで、大〜きな家の、広〜い庭でキャンプをしている感覚なのかもしれません。
なんといっても「桃月園キャンプ場」の最大の魅力は1,500円で薪使い放題になるところです。焚き火し放題! 無限焚き火!
ぽっかり予定が空いてしまったから焚き火でもしにいくか‥‥が手軽にできるのが、都心からも近い「桃月園キャンプ場」の良さなのですよ。
オシャレな設備もありましたが、ピザ窯があるので、ここでピザ体験するのかもしれませんね。
到着したら管理棟で料金を支払います。
こちらが受付です。今回はDサイト(4,000円)、薪使い放題(1,500円)、ゴミ処分(300円)だったので、合計で5,800円です。
2人だったので一人あたりは2,900円。3,000円あればっぷり遊べてしまいます。
2021年12月より料金体系が変わるそうです。
サイト料金に加えて上記の施設利用料などが加わることになると思うので、例えばDサイトを2人で使用して無限焚き火をするなら 4,000 + 1,000 x 2 + 2,000 = 8,000円ということになると思います。
料金表とルールは壁に書かれています。焚き火台やイス、テーブル、ブランケットなどの貸し出しもありますので、この場所なら自転車でふらりとキャンプなんていうのも現実的だと思います。
料金表。
ルール。
とても大事なことなのですが、消灯は22時で以降は静かにするというのがお約束です。
サイトにも「静かにキャンプを楽しめる方専用のキャンプ場です」とあります。コンパクトなキャンプ場なので、お互いに気を使うべきところですね。焚き火のパチパチは22時以降でも大丈夫です。
ただ、どうしてもサイトの距離感は近いので、焚き火に薪をくべる音とか、人が歩く音ととか、小さな物音はすると思います。あらかじめお互いに気配りするキャンプ場だと分かっていくと良いかもしれませんね!
管理棟でお菓子やカップ麺、炭、軍手、塩胡椒などを販売しています。棚にあるものは300円です。ただし、17時で管理人さんが帰宅されるので、購入するならお早めに。
トイレは管理棟の裏手に、赤と黄のかわいい建物としてあります。男性2、女性2です。中はとてもキレイで、なんとウォシュレット付きの最新仕様。トイレがキレイなキャンプ場は嬉しいですね。
飲用可能な水道は管理棟の裏手にあります。シンクが一つ。
混雑しているときは一つだと足りないような気がしますが、トイレも最初は一つで拡張されてきたようなので、水回りもこれから拡張されていくのでしょう(期待)。
「ここをキャンプ地とする」
荷物運搬用のワゴンは無料で貸し出しがあります(管理棟の前に置いてある)。
今回の割り当てはDサイトの11番です。奥が盆栽園になっているので、火には注意せよとのことだったので、焚き火などは手前、入口に近い方で行ないました。
あいにくの雨降りだったのですが、幸いにも到着した16時頃は一時的に上がっており、テントやタープの設営をすることができました。
今回の目的の一つでもあった、5秒で設営できるポップアップテントを設営し、中に自動で膨らむ車中泊マットを敷いてキャンプ泊の準備も万端です。手間いらずのテント設営です。
けっこう激しく雨も降ってきたのですが、屋根さえあればそれも気になりません。
今回は同じく市内在住の豚組の國吉社長と訪れたのですが、キャンプの目的として豚組のキャンプ飯を食べてみるというテストもありました。
豚組といえば銘柄豚です。その銘柄豚をふんだんに使った焼肉やアヒージョをキャンプで作ってみます!
いろいろと美味しそうなものを試行錯誤しながら焼いたりしている写真をどうぞ!
銘柄豚の焼肉やスペアリブが美味しいのは言うまでもありませんね!
牛肉も持参して焼いたのですが、なんとなくアラフィフの疲れた身体には豚肉の方が軽くて優しい感じがしました。
続いては豚肉のアヒージョです。冷凍されていた豚肉に野菜、オリーブオイルをメスティンに入れて温めるだけの簡単仕様です。
これまた絶品です。
急遽、朝食用に購入していた食パンを炙ります。
炙った食パンに、アヒージョのオリーブオイルをたっぷり浸して‥‥たまりません!
急遽、にんにくも投入します。
素晴らしいですね、アヒージョ!
このアヒージョはあらかじめダイソーのメスティンサイズに合わせて食材が冷凍されており、それをダイソーのメスティンで温めるだけという簡単さです。
加えて、ダイソーで購入できる五徳と固形燃料もあればなお簡単です。
次第に雨脚も強くなります。
でも焚き火があればへっちゃら!
思っていたよりも速いスピードで薪は燃えていくので、薪使い放題は焚き火を楽しむのに必須です。無限焚き火、最高!
ワークマンの防水レインブーツで雨も気になりませんでした。安くて素晴らしいアイテムです。
静かに夜は更けていくのでありました。
朝。おはよう猫ちゃん。キャンプ場の中なのか外なのか分かりませんが、猫も何匹かいたので、猫好きにはたまりませんね。
ダイソーの「アウトドアコーヒーメーカーカップセット」で、豆を挽いてコーヒーを淹れます。
モーニングコーヒーを飲みながら、朝食の準備です。朝食も豚組のキャンプ飯です。
銘柄豚の豚汁と炊き込みご飯なのですが、これまたダイソーメスティン用のサイズで作られています。
ダイソーメスティンは一般的なサイズより小さめなので、一般的なメスティンであれば豚組のキャンプ飯は問題なく作れるでょう。
やはりダイソーの五徳と固形燃料があれば簡単です。
炊き込みご飯は火が消えたら裏返しておき、蒸らしたら完成です。固形燃料が消える時間で美味いこと作れるので、時間も気にせずに簡単なんですよね。
豚肉たっぷりの絶品朝食!
豚組のキャンプ飯は通販(冷凍)を予定しているそうなので、お楽しみに〜。
「ただ焚き火をしたいんだ!」という人にもぴったりだし「食事の準備をしたくない!」なんていう人にもぴったりです。焼いたり温めるだけですから。
「桃月園キャンプ場」の感想
今回は雨で他のキャンパーが全てキャンセルになり貸切状態だったので、普段の状況とは違うと思いますが、誰もいないのは、やはり快適でした。
さすがに土日は予約で埋まっていますので、ソロキャンプの人たちが集まるのだとしても、そこそこ人がいる感じは出ると思いますし、それも含めて楽しむのが良いキャンプ場かなと思います。
幸いなことにぼくは平日でも動けるし近いので、午前中に仕事をして午後に出発、焚き火&キャンプをして翌朝には撤退して午後から仕事‥‥ということをしようかな、と思っています。これぞ街から近いキャンプ場のメリット!
そしてやっぱり焚き火は良い! 火は良い! なんとなく見つめながら時間はどんどんと過ぎていきます。これからいっそう冷えますが、寒い中でのキャンプ・焚き火も体験してみたいです。
施設は新しいし、管理人さんと少し話をしたら熱意を持って運営されているのも分かったし、親切だし、これからさらに良いキャンプ場になっていくのではないかと思います。何よりこんな近距離で焚き火し放題のキャンプ場には、長く続いて欲しいですしね。
片道2時間かけて気合いを入れていくキャンプにも大自然や非日常感の楽しさがあると思いますが、片道30分でサクサク行って、ボウボウ燃やして、サクッと帰ってくる日常の中にあるキャンプも素敵だなぁ、と思いました。
無限焚き火、最高!
桃月園キャンプ場、最高!
個人的メモ。
・調味料は塩胡椒くらいで良い(ダイソースパイスミル2本)
・食器も皿は1〜2枚あれば良い
クルマだからと色々と持っていきましたが、実際に使うのは少数ですし、設営・撤収の手間を考えると、クルマといえどやはり荷物は少なめが良いと思いました。
あとこれ↓焚き火には必需品なのでは!?
▼【動画あり】ポイッと投げると5秒で設営が完了するホイポイカプセルみたいなポップアップテントを使ってみた!
▼自動で膨らむアイリスオーヤマの車中泊マットが届いたので本当に勝手に膨らむのか試してみた
▼片手でブラックペッパーがガシュガシュできるダイソー「ワンハンドスパイスミル」でブラックペッパー充になる
▼【ダイソー】1,000円でどこでも挽きたてコーヒー!オールインワンで持ち運びしやすいミル+フィルター+カップ2個「アウトドアコーヒーメーカーカップセット」