東日本橋の焼鳥「江戸政」、本所吾妻橋のもつ焼「稲垣」と、電車移動のはしご酒した後は、さらなる電車移動で人形町に。人形町で訪れたのは、昭和の雰囲気がたっぷり漂う居酒屋「笹新(ささしん)」です。
老舗の居酒屋「笹新」
カウンターには大皿料理が置かれ、小料理屋というんでしょうかね、あまりこういう居酒屋には来たことがないのですが、非常に懐かしい、昭和の居酒屋の雰囲気を感じました。
テーブル席も一つくらいはありましたが、基本はカウンター席です。どのお客さんも2人で来店している人が多かったですね。後は一人酒。
歴史を感じる店なのですが、店員さんは若い男女の三人組。若いと言っても30〜40歳くらいですが、しかし店構えからすると若い人たちだな、と思いました。
やはり、レモンハイですね。こういう店にきたら。日本酒でも良かったのですが、まずは炭酸でスッキリと。
イカの煮付け。子持ちでした。美味しかったなぁ。
とん。
とんとん、と酒の肴がテンポよく追加されていきます。
他のお客さんが食べているのを見ていると、ついついこちらも食べたくなっちゃうんですよね。みたいな感じで注文も追加してみたりして。築地も近いですし、魚料理が中心かつ美味しい店ですね。
懐かしくて居心地良くて、これが伝統ある老舗の居酒屋なのだろうなぁ、と思いました。いつまでも残って欲しいお店です。
ごちそうさま!!!!
「笹新」2018年8月再訪
久しぶりに人形町の「笹新(ささしん)」を再訪しました。町を歩いていると、前回の訪問よりも気になる店が増えていました。
たぶん、店自体はそれほど変わっていないけれど、自分が歳を重ねてほどほどに中年になって、より渋い店が気になりだしたということなのではないかと。
そういった意味でも、人形町自体も再訪したいと思いました。
日本橋方面から歩いてきたので、喉が渇いていたのでシュワッとレモンチューハイから頂きます。前回の訪問よりもレモンのカットが厚切りになってます。これはいい。自分でギュッと絞ります。
水茄子。塩で頂きますが、これがまた甘くて美味い!
刺身3点盛りは3人だから3切れずつにしてくださいました。かつお、〆鯖、かじき。
〆鯖は自家製なのでしょうか。酢がきつすぎなくて好きな〆具合です。かつおのねっとり感、かじきの甘みも美味し方なぁ。
そして、煮イワシの美しいこと!!
ビューティフルなギンギラギンの上に、煮付けの味も最高です。
沖縄もずくとズッキーニの酢の物。もずくにズッキーニの取り合わせなんてあるんですね。
レモンチューハイをお代わり。さっきのグラスに継ぎ足して下さるので、レモンも倍に。
壁のメニューを眺めていて気になってしまってそこそこ食べた後に頼んでしまったのが、315円の前菜盛り合わせ。
いわしの南蛮漬け、まぐろ佃煮、あわびの肝、マッシュルームの青唐辛子漬け、ブルーチーズ味噌の5種盛り。
ブルーチーズ味噌をちょんとつまんだ瞬間に「ヤバイ! これは日本酒だ!」ということになりまして。
慌てて臥龍梅をお願いしました。ちびちびと前菜をつなみながら純米酒をきゅーっと。至福。
なんだろう、お店を出るころには「笹新」がとっても愛おしく思えるのでした。年取ったんだな、確実に。
ごちそうさま!!!!!
「笹新(人形町)」のアクセス・予約
住所:東京都中央区日本橋人形町2-20-3