2017年、25年目のJリーグが開幕しました。浦和レッズの開幕戦はアウェイで試合ということで、今シーズンよりJリーグの放映権を獲得した「DAZN(ダゾーン)」で試合観戦してみることにしました。Jリーグ開幕戦は恐らく多くのユーザーが視聴したでしょうから、その実力を見るには良い機会だったのではないかと思いますが、1試合を観戦した感想としては「いまいちぼやけていたな」というものです(個人の口コミです)。
「DAZN(ダゾーン)」の実力は?
我が家の「DAZN(ダゾーン)」視聴環境は次のようなものです。
・IIJmioひかり(光回線)
・初代のFire TV Stickをテレビに接続
試合開始の少し前からFire TV Stickでアプリを起動し、視聴を開始。やはり気づいたのは、あまり映像が高精細ではなかったということ。
あまり参考にならないかもしれませんが、こうした動きのない固定された文字のようなところも、ぼんやりと表示されている感じでした。
人物もぼやぼや。
休日の昼間なので回線が混雑しているのかと思いきや、スピードテストをすると50Mbps以上出ています。
そのタイミングで見かけたツイートがこちらです。
dzn for docomo 経由で横浜Mvs浦和戦を観戦中。試合展開はともかく、視聴環境はなかなか快適。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2017年2月25日
その後、少しやりとりさせて頂くと「私の環境では、PC、タブレット、テレビともに高画質」とのことだったので、同じWiFiに接続しているiPhoneで視聴してみることにしました。
動いているシーンだったので選手はぼやけてしまいましたが、左上の固定された文字のところはくっきりしているのが分かると思います。iPhoneでの視聴には問題を感じませんでした。
試合が終わったいま、追っかけ再生でMacBookのGoogle Chromeから再生したのが、冒頭の画像となります。こちらも問題なしです。
浦和レッズの試合のハーフタイムに「Fire TV Stick」では他のスポーツも観戦してみたのですが、どうもライブ中継しているものはくっきりはっきり高画質で再生されているような印象にはなりませんでした。
以上のことから、もしかすると「Fire TV Stick」のスペックが低く(CPU?メモリ?)、高画質での再生ができていないのかな‥‥と少し考えています(他のHuluやAmazonプライムビデオでは気にならないのですが)。またはFire TV用アプリの問題か?
いずれにせよ、1試合で結論付けることもできないので、あと数試合、様子を見てみようと思っています。とりあえず「DAZN(ダゾーン)」で開幕戦を見た感想でした。
「Fire TV Stick」は4月に新型が出るので、そちらを待つのがベストなのかも。
追記:その後もFire TV Stickでの映像は改善しなかったので「DAZN」に質問したところ、次のような返信がありました。
@kogure こんにちは。現在Fire TV Stickの画質の改善に努めておりますが修正作業にお時間を頂戴しております。社内最優先事項として担当部署に報告しており、鋭意対応中でございます。ご視聴にご不快の念をお掛けしておりますこと、改めて深くお詫び申し上げます。
— DAZN ダ・ゾーン ヘルプ (@DAZN_JP_Help) 2017年5月17日
Fire TV Stickであまり画質が良くないことは「DAZN」でも認識されていたのですね! 現在、優先事項で修正が行われているということなので、期待して待ちたいと思います。Twitterでのアクティブサポートも迅速な回答を頂きました。
追記:2017年8月9日にアウェイのヴァンフォーレ甲府戦を「DAZN(ダゾーン)」&「Fire TV Stick(初代)」でテレビ観戦したところ、画質が改善されているのを確認しました!
ところどころ画質が落ちるような切り替わり方をするのも散見されたのですが、調子が良ければ高画質でJリーグ観戦が可能なことを確認しました。恐らく「DAZN(ダゾーン)」側で何らかの改善があったものと思われます。
追記:
2017年2月26日に行われたガンバ大阪 v.s. ヴァンフォーレ甲府戦は障害が発生して中継がうまくいかったようです。
【お知らせ】現在、G大阪vs甲府のライブ配信がご覧いただけない状況です。大変申し訳ございません。出来るだけ早い復旧に向けて、現在作業中ですので、今しばらくお待ちください。
— DAZN ダ・ゾーン ヘルプ (@DAZN_JP_Help) 2017年2月26日
代わりにYouTubeで配信される事態となりました。
本日問題が発生いたしましたG大阪vs甲府の試合をJリーグ公式YouTubeチャンネルにて配信します。
前半 https://t.co/BuqoVnjDui
後半 https://t.co/dnOsDbLKqx
お客様には多大なご迷惑をおかけしており、深くお詫び申し上げます。— DAZN ダ・ゾーン ヘルプ (@DAZN_JP_Help) 2017年2月26日
ただ、やはりサポーターはリアルタイムで観戦したいわけで、今後は改善を望みたいところです。
追記:
「DAZN(ダゾーン)」から障害に関する報告が届きました。原因は次のように推測されています。
配信映像へ方式変換するプラットフォームにあるスケジューリングシステムの構築誤差が起因したと予測されます。DAZN プラットフォームにて障害の対処を試みるも非常に稀な事象であったため即 時復旧に至らず時間を要してしまいました。尚、中継制作による障害ではありません。
「本件に関するお客様への対応につきましては詳細決まり次第、改めてご連絡させていただきます」としています。
また「本来我々がJリーグを愛する皆さまに届けたかったものとは異なった結果になったことで、ファン・サポーターの皆さまに大変不快な思いをさせてしまったことは、私にとっても受け入れがたいことであります。 まずは、原因の徹底究明と今後の改善に全力を尽くすことで、今後このような事態が起こらないように取り組んでまいります」というCEOのコメントも発表されています。
視聴できないことは重大な問題ですが、個人的にはスカパー時代は同様の事態でもこうしたアナウンスを受け取った記憶がないので、非常に安心感はあると思いました。今後の改善策に期待しています。
追記:
「DAZN(ダゾーン)」が記者会見を行いました。その様子が、DAZN、Jリーグ中継不具合の詳細を報告。対象ユーザーには2週間の無料視聴という記事にまとめられています。
原因は、2月26日16時30分ごろに終了した7試合について、ライブ配信終了後に見逃し配信を自動的に起動するコンテンツ制作ツールが複数試合を同時に処理開始したが、システムの一部に不具合があり、データベースの破損やエンコーディングプラットフォーム障害を起こした、というもの。
アクセスの負荷ではなく、システムに不具合があったことが発表されています。対策は施されているということです。
「25日から26日にコンテンツ視聴操作を行なったユーザー」に関して、無料体験中のユーザーは2週間延長、月額課金中のユーザーも2週間延長がされることもあわせて発表されました。「DAZN for domoco契約者には、NTTドコモからdポイントを500ポイント進呈」とのこと。
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