ドイツのブンデスリーガに、28歳の最年少監督が誕生しました。ホッフェンハイムの新監督に就任したユリアン・ナーゲルスマン監督は、なんと28歳なのです。来シーズンからトップの監督に就任することは発表されていましたが、前監督が辞任し前倒しとなりました。ブンデス最年少監督誕生 ホッフェンハイム新監督は28歳という記事になっています。
ブンデスリーガ史上最年少指揮官の誕生だ。ホッフェンハイムは前日、健康上の理由でフーブ・ステフェンス前監督が辞任した。これを受けて、ユースチームを率いていたナーゲルスマン監督が昇格することになっている。
契約は2019年まで。「我々の現在の順位は、この挑戦をさらに難しいものにする。だが、私は恐れていない」とコメントしています。現在、ホッフェンハイムは17位で、この監督交代が良薬となるのか、はたまた劇薬となるのか!?
2015年11月には、来シーズンの監督就任を受け、28歳の超若手監督が巻き起こす、ホッフェンハイムの蹴球IT革命。という記事になっていました。
ホッフェンハイムは、1990年にSAP創業者のひとりであるディトマール・ホップが実質的なオーナーになって以来、IT色が強いクラブになっているそうで、ユリアン・ナーゲルスマンはU-19の練習でSAPが開発したシステムをテストとしていたのだそうです。
走行距離、スプリント数、最大速度、パス成功率、タッチ数、ボール奪取数、ボール奪取から得点までの秒数といった基本情報を、リアルタイムで表示。グーグルグラスをかければ、まるで漫画『ドラゴンボール』のスカウターのように、選手のデータを見ることができる。
「味方がパスを出そうとしているのに敵の背後に隠れて」いると、さぼっていることもバレてしまう‥‥ユリアン・ナーゲルスマンが監督となることで「ITサッカーの壮大な実験場」になるのでは、と記事。
ユリアン・ナーゲルスマンは20歳でケガにより現役を引退して以来、指導者畑を歩いてきた人物です。サッカーでは現役での実績如何によらず、指導者として頭角を現すことができるのが面白いところです。
28歳の監督は「リーガ・エスパニョーラ(スペイン)、プレミアリーグ(イングランド)、ブンデスリーガ(ドイツ)、セリエA(イタリア)の4大リーグで史上最年少監督」となります。
日本でも、選手の動きをデータで解析し、データサッカーを実現する「Eagle Eye」のような製品が登場しています。前に話を伺ったところだと、公式戦では使えないものの、練習試合などで導入が始まっているということでした。