香川ご当地名物の鶏もも焼き「一鶴の骨付鳥」鶏が回転してバターになったらこんな味がするんだろうなという“おやどり”の濃厚な脂がたまらなく美味!

香川ご当地名物の鶏もも焼き「一鶴の骨付鳥」鶏が回転してバターになったらこんな味がするんだろうなという“おやどり”の濃厚な脂がたまらなく美味!

むかし、絵本で読んだ「トラが木の周りを回転して出来上がったバターの味」に、限りなく近いと思われる味に出会いました(勝手な想像)。

それが、香川のご当地名物として知られる「一鶴」の鶏もも焼き「骨付鳥」の“おやどり”。

から流れ出た、濃厚な脂の味です。もちろん、肉も美味なんだけど、とにかく残った鶏出汁と入り混じった脂に驚愕したんですよ!

テレビで見た“おやどり”“ひなどり”

「秘密のケンミンショー」だったと思うのですが、四国のほうで食べられているという、焼いた鶏ももに老若男女がかぶりつく映像は強烈に印象に残っていました。

ま、でも。四国のものだし。そうそう食べることはないだろうと思っていたら、女神降臨。

ネット注文したカレーの女神が「一鶴」の「骨付鳥」の“おやどり”“ひなどり”を届けてくれたのです!

そもそも「一鶴」は、香川県丸亀市にあります。会社概要を見たら、創業60年、売上高年間30億円とかなってました。凄いな、骨付鳥(ジンギスカンの店もある)。

「骨付鳥 一鶴」“おやどり”食べてみた

香川「一鶴の骨付鳥」1

“おやどり”か“ひなどり”か、どちらから食べるか迷ったのですが、フィーリングで“おやどり”から食べてみました。

“おやどり”のほうが身がしまっており、柔らかい“ひなどり”とどちらを選ぶかは好みだそう‥‥となんとなく聞いていました。

硬いか柔らかいかでいえば、柔らかいほうが美味しそうかな、とは、この時は思っていました。

香川「一鶴の骨付鳥」2

保存は冷蔵、温めは電子レンジ。食べるのも簡単です。

香川「一鶴の骨付鳥」3

包装をはずし、ラップをしてチン。

香川「一鶴の骨付鳥」4

あっという間のできあがり!

香川「一鶴の骨付鳥」5

これが“おやどり”の肉々しさ! 特製スパイスをふりかけ、じっくりと焼き上げられています。

香川「一鶴の骨付鳥」6

そしてこの脂です!

おにぎりをつけて食べると美味しいらしい‥‥と。脂でごはんを食べられますか!? 食べられます!!

※キャベツをつけたりもするそうです。万能脂ですな。

香川「一鶴の骨付鳥」7

それではいただきましょう!

香川「一鶴の骨付鳥」8

“おやどり”は骨付きですけど、食べやすいように肉はカットされています。かなり身がしまっていて、歯ごたえもあります。

香川「一鶴の骨付鳥」9

この皮‥‥美味しい‥‥歯ごたえあって、身がしまってて、ギュムギュムした食感で美味しい!!

これ1本でなかなかのボリュームなのですが、美味しいからあっという間に食べきってしまいました。

香川「一鶴の骨付鳥」10

ここでライス投入です。ええい、握っている間もおしいわ、ってことで、そのままライスを脂にひたして食べてみました。

きええええええええええええええええ!!!

美味い!!!!!!!

なんですか、この脂は!!!!!!!

濃厚かつ、旨味も含み、ほんのりとした甘みが素晴らしい‥‥まるで溶かしたバターのようですよ‥‥ハッ!?

その時、脳裏に閃きました。あの絵本で読んだ、トラが木の周りを回転して溶けてできたバターの味‥‥これだ‥‥きっとこの味だ!!!

もちろん、トラとトリですので、全く同じではないと思います。そもそもトラもトリも溶けないですし。

でも動物由来の肉の旨味たっぷりのバターがあるとするならば、絶対にこの味だと確信しました。美味いよ、美味すぎるよ。

香川「一鶴の骨付鳥」11

一滴も残せないと思い、ライスドーン。

香川「一鶴の骨付鳥」12

トリのバターを全てお米に吸っていただくことにしました。

香川「一鶴の骨付鳥」13

もう本当に舐めるように感触してしまいました‥‥トリバター‥‥美味しい‥‥絶対優勝‥‥。

「骨付鳥 一鶴」“ひなどり”食べてみた

香川「一鶴の骨付鳥」14

翌日“ひなどり”も食べてみました。もちろんライスを用意しています。

香川「一鶴の骨付鳥」15

こちらも電子レンジでチンすれば、すぐに食べられます。

香川「一鶴の骨付鳥」16

袋から取り出し、ラップしてチン。

香川「一鶴の骨付鳥」17

“ひなどり”は柔らかいからカットがありません。肉質が全く違うのですね。

香川「一鶴の骨付鳥」18

トリバターもたっぷり(うっとり)。

香川「一鶴の骨付鳥」19

いただきます!

“おやどり”を食べている時は「肉、食ってるー!」という感じで、味が濃い目、硬めの肉を歯で味わっている感じがしたのですが、若い“ひなどり”は飲めますね。

“ひなどり”以上に高速で“ひなどり”を食べきってしまいました。だって、柔らかくてするする食べられるんだもの!

香川「一鶴の骨付鳥」20

そして、鶏もも肉を食べた後のお楽しみ。鶏出汁の染み出した脂を頂きます。

見た目にもさらっとしているのですが、その見た目通りの淡白な味わいです。

いや、普通に食べたら濃厚な鶏の脂だと思うのですが“おやどり”にインパクトが強すぎたんだよ!

香川「一鶴の骨付鳥」21

“おやどり”で身悶えたようなトリバター感はなかったのですが、それでも美味しい脂なので、やっぱり余すことなく舐めるように食べてしまいましたとさ。

“おやどり”か?“ひなどり”か?

恐らく香川県丸亀市の地元でも意見の分かれるところだと思うのですが、この“おやどり”か? それとも“ひなどり”か? というのは難しい判断が求められます。

両方を食べるのは最適解ですが、どちらか一つと言われたら‥‥鶏肉そのものが柔らかくて飲めるように美味しい“ひなどり”か。

それとも、しっかりした歯ごたえで旨味の濃い肉に、まるでバターのような濃厚な脂の“おやどり”か‥‥。

この「一鶴」の「骨付鳥」をフルコースとして考えるならば、最後の米の一粒まで濃厚で美味しい鶏バターのような脂まで堪能できる‥‥“おやどり”かなぁ!

ぼくはやっぱり“おやどり”派かなぁ!!

ぜひまた食べたいと思っているのですけど「一鶴オンラインショップ」で買うことができます。

あと、横浜に「一鶴 横浜西口店」がありました。すごいな、横浜に支店があるんだ! これは絶対に食べに行かなくては!!

ごちそうさま!!!!!!

一鶴 横浜西口店 (いっかく) – 横浜/鳥料理 [食べログ]

Amazonで「骨付鳥」を探すと「一鶴」は出品してないのですが、地元の(恐らく)競合店のものは出てきます。「どこの骨付鳥が美味しいか」みたいなのもあるんですかね。食べ比べしてみようかな。