2002年夏のマイブームはノンアルコールビールでした! 春に子供が生まれて、仕事から帰ってプハーッとやりたいけれど、子守りもしなくちゃいけない。一杯くらい大丈夫でしょ? いえいえ、ダメなんです。すっかり弱くなっちゃって(笑) そういう訳で目をつけたのがノンアルコールビールです。
ノンアルコールビールと一口でいってもいろいろな種類があるみたいです。有名なのは国産のバービカンではないでしょうか。郊外の居酒屋が飲酒運転の取り締まり強化でノンアルコールビールを置くケースが増えていて、出荷量も伸びているそうです。
▼郊外居酒屋、飲酒運転の取り締まり強化で売り上げ大幅減
ちなみに、ノンアルコールビールとはアルコール濃度1%未満のビールのことをいいます。ですから、全くアルコールが入っていないものもあれば、わずかながら入っているものもあります。私が飲んだ感覚では、わずかなアルコール度数の違いでも、アルコールが入っているものはハッキリと分かりました。なお、国内で手に入るノンアルコールビールはほとんどが輸入品です。
▼爆発するノンアルコールビール市場、道交法改正の商機逃さず
「ノンアルコールビール市場は昨年58億円規模で前年の2倍になった。2003年には70億円に達する見込み」なんだとか。道交法が厳しくなったのが、大きな要因としてしばしばニュースなどにも取り上げられていますよね。
ぼくも、ここ半年くらいは自宅ではノンアルコールビールを飲んでいます。全くアルコールがない訳ではなく、1%未満のものがノンアルコールビールとなるので、わずーかにアルコールが入っている製品もあるんですね。ぼくが愛飲しているのもそのタイプ。最近では、そのわずかなアルコールで軽く酔うようになってきましたよ(笑) 酒税の値上げにも影響されないので、なんとなくお得(扱いは清涼飲料水)。
個人差はあるものの「大瓶1本分飲んでも、約10分で血中アルコールは分解できる」とハイネケンジャパン。
▼健康イメージをデザインで訴求する“酔えないビール達”
2002年の市場規模は、対前年比で2倍とも5倍とも言われているそうです。道交法による影響以外にも、健康を意識した層の売り上げも伸びているんだとか。ただ、記事にもある通り「正直、味に対する評価は割れる」というのはあると思います。アルコールが入っていないビールなんて‥‥と好き嫌いの分かれるところでしょうね。ただ、独自のポジションで伸びていることは事実のようです。
▼ノンアルコールビール――新規参入のサントリーが首位
これまでは輸入物がメインだったノンアルコールビールにも、国内メーカーの進出が目立っているようです。サントリーの「ファインブリュー」が売れているそうですよ。ぼくのお勧めは「ウエストエンドライトラガー」と「テキサスセレクト」です。
味も日本人好みのものもありますので、ぜひいろいろと試してみるといいと思います。国産のノンアルコールビールもいろいろ出てきましたが、相変わらず飲んでいるのは外国産ばかりです。
●ヘニンガーゲステル アルコール度数0.5%未満。ドイツ!って感じでした
●クラウスターラー ドイツで40%のシェア
●テキサス セレクト ビールと同じ製法で作り、アルコールを除去
●バービカン 価格は高めだけど低カロリー
●ブローリー プレミアムラガー オーストラリア産で低カロリー
●バクラー ハイネケンが作りました
公正取引委員会は14日までに、わずかなアルコール分を含んでいながら「ノンアルコール」を商品名に掲げた酒類の市場が急速に拡大しているのを受けて、表示が消費者の誤認を招く恐れがあるとして、景品表示法に基づき製造・販売分野の11の業界団体に対し、事業者への表示適正化を指導するよう要望した。
1%未満の場合は酒税法で酒類と分類されないのですが、わずかでも入っている以上、誤解を招きやすい、ということなんだそうです。
後日談:2002年の夏はノンアルコールビールで過ごした訳ですが、なんと体重が7キロも減りました。夜遅くに食事をしなくなるといった生活環境の変化もあると思うのですが、何よりビールを飲まないというのは効いたのではないかと思います。ダイエットをしたい、でもビールはやめられないという方は是非お試しあれ。