2012年10月9日、閉店まで3ヶ月を切った渋谷の焼鳥の名店「鳥重」に行ってきました。ネタフルでは5回目の訪問となります。
場所は渋谷駅東口にある「のんべい横丁」です。
席は入れ替え制で、今回は21時半の回だったのですが、別れを惜しむ人が少なくないのか、席に着けたのは22時半過ぎでした。
残念なことに無断キャンセルされた方がおりまして、普段は11人でギューギューになるところが8人でした。
61年の歴史に幕を下ろす「鳥重」の、あと数えられるほどしかない営業日に、ここにいられたことを幸せに思います。
さて、いつものように大根おろしから。
やわらかいモツ。ふわふわで美味しい。
レバーが大きいことに驚いているお客さんもいましたが、スーパーで購入したりすると分かりますが、元はこのくらいの大きさなのです。これをカットしないから「鳥重」の焼鳥はジャンボなのですね。
お母さん曰く「カットするとドリップが出て美味しくないの」だそうです。なるほどなるほど。
ビール!
写真だとうまく伝わらないんだなぁ、この大きさが。
一人1本は食べ切れませんし、何本も頼もうとすると、お母さんにも「そんなに食べられませんよ」と怒られてしまいます。
お母さんのラジオ出演を聞いたら、最初は焼鳥もうまく焼けなかったし、焼鳥屋も好きじゃなかったんだそうです。
美味しい焼鳥を普通に頂いていますが、色々なご苦労があったんだなぁ、と。毎日の仕込みも重労働ですよね。
そうこうしているうちに!
鶏刺!
白レバー!
こんなタップリと白レバーを食べられるなんて!
幸せ!!!
本当に「鳥重」の白レバーは絶品です。これが食べられなくなるなんて‥‥ううう‥‥。
続いてワインを頂きます。なみなみと注いで下さいます。
前は大きいグラスの中に小さいグラスを入れ、日本酒のようにワインを溢れさせていたのですが、最近は別に小さいグラスに少々。赤ワインをたっぷり。
こちらは合鴨です。
脂たっぷりでたまりません!
もう、この頃には0時半も過ぎてましたかね。当然、終電も見送りです。さて、そろそろ‥‥というタイミングで出てくるのが‥‥
スープ。お通しの大根おろしを少し残しておき、そこに鶏スープを注いで貰います。これまた絶品。
ここまでくれば「鳥重」の夜も、そろそろ終わりです。
実はお母さん、出版されたんですよ。その名も「ぶつよ!」
持参したら、丁寧にサインを書いて下さいました。
宝物にします。ありがとうございます!!
「鳥重」が閉店するのは残念ですが、長く一人で続けてこられたお母さんには、ゆっくりと休んで欲しいと思います。家庭菜園を始めるっておっしゃってましたよ!
ごちそうさま!!!!!
追記:残念ながら閉店まで予約で埋まっているそうです。この日の予約も4月にしたものでした。
ネタフルでは次のような記事を書いています。
▼「鳥重」絶品の焼鳥と白レバーに舌鼓を打ちながらワイン(渋谷)
▼「鳥重」60年以上に渡る営業もあと半年、心して焼鳥を食べた!(渋谷)
住所:東京都渋谷区渋谷1-25-10 のんべい横丁