「旅人の木」でラーメンを頂き、成蹊大学を見学した後は、吉祥寺駅前に場所を移しました。
隣に座ったのが、大学教授でありながら、雑誌の表紙に使われるような写真も撮るというプロカメラマンの顔も持つ@shiologyだったので、ここぞとばかりに超初心者な質問をしてしまいました。
ぼくはShioさんの撮る写真が大好きで、どうしたらああいう構図の写真が撮れるのかしら‥‥とずっと思っていたのです。特に、人物ポートレートが良い!(参考:Flickr: shio’s Photostream)
これまでのぼくの写真といえば、被写体が真ん中にやってくる、いわゆる「日の丸構図」ばかりでした。
だから、聞いてしまったのです。「構図はどうやって決めているのですか?」
そこで教えてもらったポイントをメモしてきたのでご紹介です。
・撮る人の意思が伝わるかどうかが重要
・そのためには点をとる
・何を点にしてみるか
・プラスの点を探す
・上下左右を3分割して交差する4点が重要
・フレーミングは全く気にしない
図にすると、こういうことになります。
縦横が1:1という写真もあまりありませんが、とりあえず。
基本は、この赤点のいずれかのところに被写体を持ってくる、という撮り方だそうです。恐らく、このあたりはカメラテクニックの基礎でどこかで読んだことがある気もするのですが直接、教えてもらうと理解が違います。
そして、ここからがShio流。「撮る人の意思が伝わるかどうかが重要」ということなのですね。そのために点にフォーカスします。その点を伝えたい訳ですね。
そのための点をどうするか、ですが、Shioさんの場合は、例えば「美味しい」とか「目がかわいい」とか「プラスの点を探す」のだそうです。
そしてその点を、赤点のいずれかに置く、と。
人物だったら、まつげの付け根に点を置くそうです。料理だったら、最も美味しそうなところに点を置きます。
結果的に、フレーミングは全く気にしないそうです。だから、ズームレンズもほとんど使わずに、点で発想しやすい単焦点レンズばかりだそうです。あくまでも伝えたい点が重要と教えて頂きました。フレーミングは後からついてくる。
カメラテクニックは人それぞれで、いろいろな考え方もあると思うのですが、ぼくはShioさんの「撮る人の意思を伝えるために点で撮る。しかもプラスの点を」という考え方に共感し、とても勉強になったので、みなさんと共有できればと思ってエントリーを書いてみました。
ただ漠然と撮っていたけれど構図はよく考えていなかった‥‥という人は、ぜひ参考にしてみてください。文字通り、気をつけるべきは「たった一つのポイント=点」です。
ということで↑で紹介した写真は、Shio流撮影術を教えてもらってから「iPhone」で練習した写真です。まだまだですね。頑張りますよ!
最後に「iPhone」撮影時に手ぶれしないための「Shioホールド」をご紹介です。
左手の親指と人差し指でガッチリとホールドし、それぞれの肘は身体にくっつけます。これで手ぶれの心配なし!
さらに、スピーカーのところを人差し指で押さえているので、被写体の気が散らない、という効果もあります。
Shioさん、ありがとうございました!