インスタントの袋麺が苦戦しているというニュースを読んだことがありました。曰く、1セットで5袋くらい入っていると、同じ味が続くので食べ飽きてしまう、というものでした。
カップ麺好きとしては「5袋くらいでそんなことないだろう」と思っていたのですが、2袋目を食べたくらいで、思い切りその罠にハマりました。しまった! 食べ飽きた!
食べ飽きるなんてないと思っていたあの頃
購入したのはラ王の袋麺「担々麺」と「柚子しお」で、いずれもネットでの評価も高いですし、自分で食べても非常に美味しいと思っていたのです。が、続くと飽きがくることに気付かされたのです。
いずれも3袋目まで食べ進んだものの、4、5と進まない。これはいけない。どうしたものか。と思っていたところで出会ったのが、百均のダイソーで見つけた、電子レンジで調理できる袋麺用の丼でした。
あ!
と閃きました。
最近、汁なし担々麺とか油そばのカップ麺が流行りつつあるから、袋麺を湯切りしたらいいんじゃない!? と。
幸いなことに、この丼の蓋には湯切りしやすそうな穴までついてます(推奨されている使い方ではありません)。
どうせ失敗したところで100円だから、と思い購入。自宅に戻り余りかけの袋麺で油そばを作ったところ‥‥これが美味しかったのです!!!
レンジでチンするラーメン丼が優秀
この百均のレンジ調理用ラーメン丼の何が素晴らしいって、レンジでチンできる手軽さもそうですが、そのまま丼として食べられるので洗い物も最小で済むということです。
電子レンジで「煮る」という作業はあまりやったことがなく、本当に丼でチンして袋麺がラーメンになるのだろうか、という疑問もあったのですが、ちゃんと熱くなって麺は茹で戻りました。
所要時間としては、水の場合は500Wなら約7分、600Wなら約6分です。あたため加熱するだけなので簡単です。
普通にラーメンとして食べるなら麺の硬さが気になるところですが、湯切りして油そばとして食べるなら、加熱時間はけっこうザックリでも良いのかな、と思いました。
「ラ王 担々麺」を油そば化してみる
食べ飽きていた「ラ王 担々麺」を油そば化しました。これが初めてのことだったので、やや半信半疑で作業を進めました。
麺と規定量の水を入れ、電子レンジでチンします。水の量は内側に線があるのでそこで測れますが、どうせ湯切りするのでひたひたにくらいになれば大丈夫のはずです(調理はかなりアバウト)。
電子レンジでチンしたら、取っ手部分をしっかりと持って湯切りします。この使い方は推奨されるものではありませんので、自己責任で注意して行ってください。
蓋に穴が空いているので、そこから湯切りすることができます。ナイスデザイン。
この写真は湯切り前ですね。
湯切りした際に、袋麺についている粉スープなどを入れます。粉スープは全て入れると味が濃すぎるので、1/3から半分くらいで良いでしょう。お好みで調節してください。
粉スープも全て使うことはなくなるので、減塩にもなります。
これをグルグルとかき混ぜて試しに食べてみますが‥‥この状態だとひと味もふた味も足りません。
そこで、油そばとしては定番のごま油と酢を投入します!
うっひゃー! これで完全に油そばになりました!
ごま油と酢の持っていき方が凄いです。何種類か袋麺の油そば化を試しましたが、とにかくごま油と酢で味を整えれば、なんども美味い油そばになってしまいます。恐るべし。
次々に進む袋麺の油そば化
調子に乗って、さらに余らせていた「ラ王 柚子しお」も油そば化してみました。
柚子しおとごま油の相性がどうなるかと思ったのですが、これまた美味い油そば化に成功。
余った袋麺を消化するという目的ではなく、油そばを食べるために袋麺を買うような状態になってしまいました。
さらなるアレンジとして、卵黄をイン。油そばに卵黄が美味くないはずがありません。
辛味が欲しくなり、カルディの「スパイスアップ 麻辣ペッパーミル」を投入してみると、これも大成功しました。袋麺の油そば化は味変もしやすい!
袋麺の油そば化は手軽で美味しい
たぶん生麺でやったらもっと美味しいはずですし、ネギなど野菜を入れたり、チャーシューを入れても美味しさや彩りもアップして良いはずです。マヨネーズの味変もありですね。
でも思い切り楽して、袋麺をチンするだけでも美味しい油そばができてしまうのが、この百均丼レシピの素晴らしいところではないかと思います。
なお健康的に良いと思い、コンビニの千切りキャベツを投入してみたところ、野菜多すぎであまり美味しくなかったこともご報告しておきます。適量が大事です。
暑くて料理をする気にならないとか、袋麺を余らせてしまっているという人は、ぜひ袋麺の油そば化計画をお試しください!
↓こちらに出てくる油そばレシピも参考にさせて頂きました。