雪でも走れる夏タイヤがあったら素敵やん。と思っていたのですが、ミシュランから「クロスクライメート」が発表されております。
「クロスクライメート」は雪上走行を可能にする夏タイヤで、セダン、ステーションワゴン、ミニバン、コンパクト/ハイブリッド、軽自動車、SUV用があります。
雪でも走れる夏タイヤ
埼玉県に住んでいると、1年に1〜2度くらい雪が降りますが、その日のためにスタッドレスタイヤに履き替えるというのも、なかなか手間でして。夏になったら夏タイヤに戻さないといけないし。
そこで発表された、ミシュラン「クロスクライメート」です。
欧州で冬季用タイヤとして走行性能基準が認められたタイヤに打刻されるスリーピーク・マウンテン・スノーフレークの表記があり、雪上走行が可能になります。
ロングライフ性能も向上しており、本当に年に数度の雪上走行があるくらいなら、この「クロスクライメート」はかなり魅力的なのではないでしょうか!?
なお、2018年3月から試験的に日本国内で販売されており、1年を経て本格的に販売開始するということで、ニュースになっているそうです。
実際に走るとどうなのか?
いくつか「クロスクライメート」をテストしている記事があったので、ご紹介します(まだ雪上走行したレビューはありませんでした)。
▼第547回:「雪も走れる夏タイヤ」のうたい文句は本物か!? ミシュランの新タイヤ「クロスクライメート」をテストした 【エディターから一言】 – webCG
クロスクライメート シリーズにおける「サマータイヤとしてのドライ路面での能力は徹底的にキープする」という考え方は、こうして実感することができたのだった。
▼冬でも履けるミシュランの夏タイヤ『クロスクライメート』をクローズドコースで試乗テスト!|【徹底検証】2019年新型車種ー試乗レポート【オートックワン】
驚いたのはウェット路面でのコーナリングだ。バンク角が付かず、かなり回り込んだ平坦で濡れた路面でクロスクライメート+は、プライマシー3の一歩上を行くグリップ感を発揮したのだ。
▼【タイヤレビュー】ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート」シリーズをドライ&ウェット路面で試す 外気温がヒトケタの状況で、オールシーズンタイヤと夏タイヤを比較試乗 – Car Watch
間違ってはいけないのは凍結路におけるグリップまで確保しているとはミシュラン側は謳っていない。あくまでスノー路面までをカバーするのがクロスクライメートシリーズということだ。
▼ミシュラン、突然の雪に慌てない“雪も走れる夏タイヤ”「クロスクライメート」製品説明会(Impress Watch) – Yahoo!ニュース
「年数回の降雪時は、ノーマルタイヤに不安を感じる」「めったに雪道は走らないが、いざという時のチェーンの脱着に戸惑う」
気になる価格は?
気になる価格ですが、オートバックスのサイトを確認すると以下のようになっていました(タイヤ1本あたりの税込価格)。いくつかピックアップしてみます。
165/70R14 85T XL 13,268円
175/65R15 88H XL 16,557円
195/55R16 91V XL 26,196円
215/45R17 91W XL 38,783円
「クロスクライメート」は長期間使えるようになっているので経済的というのが一つの謳い文句となっています。
一般的なタイヤ交換の目安が4〜5年、スタッドレスタイヤの寿命が3年とすると、同じように3〜4年で交換するとすれば、年に数回の降雪による万が一を気にせずにクルマに乗れるのであれば、メリットは大きいでしょうか。