「ケータイ小説がウケる理由」を献本で頂いておりました。読み終わりました。ありがとうございました。
ウィルコマーなので携帯電話そのものに縁遠く、ケータイ小説というのは、どこか遠い話であまり興味を持っていませんでした。
ケータイ小説そのものに関しても理解がないというか、小説の一つの分野くらいに思っていたのですが、この本を読んで認識が変わりました。
ケータイ小説は、携帯電話というフォーマットに添った新しいコンテンツなのですね。
知らないことだらけだったので、こんなことになってしまいましたよ。
ケータイ小説は文章が短いとか、改行が多いとか言われているのは知っていたのですが、全て携帯電話というインターフェース故にだったのです。
あの小さい画面を通して、スピード感をもって読み進めるには、ページを繰りながら読める適度な改行が必要だったのです。
さらに、話し言葉が共感を生む、メールコミュニケーションの延長である、とも。
「距離感や親近感」が大切である、と。なんとなく、ブログと似たようなものがあるのを感じました。
読者の反応を見て、筆者が一緒に作り上げていく感覚は、それはもう小説でもなければ読書でもないということなのです。
全く新しい「ケータイ小説」というジャンルです。
この本を読んで一つ、決めたことがあります。ケータイ版ネタフルを復活させようと思います。
携帯電話がメインの世代にネタフルがどのように受け入れられるのか、もしくは全く受け入れられないのか、チャレンジしてみたくなりました。
▼ケータイ小説がウケる理由 [マイコミ新書] (マイコミ新書)